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ぷんた、iPhoneに嫉妬する

愛犬ぷんたは、今年3月で1歳になった。
犬種はペキニーズとトイプードルのミックス。”ペキプー”と呼ぶ。
毛色はアプリコット、よだれかけをしているみたいに胸元は白い。
あと、靴下を履いているみたいに足先も白い。

ぷんたはものすごく甘えん坊で、自分の思い通りにいかないと「うー」と唸ったり、スボンの裾を噛んで引っ張ったり、少々困ったところがある。
これはいくら色んなしつけ方を試してもなかなか改善しない。

でも、べったりと体を擦り寄せてお腹を見せて甘えてくれたり、部屋の移動の全てに付いてきたり、話しかけると目を見て、首を傾げながら一生懸命聞いてくれたり、他のわんちゃんと上手に遊べたり、私が体調が悪いときは静かに隣に座って顔を舐めて心配してくれたり、可愛くて優しくて愛おしいところが挙げきれないほどたくさんある。

そんなぷんたには、敵がいる。
それは、私のiPhoneだ。

ぷんたは、私がiPhoneを触っていると、前足をピッと画面に置き、見えないようにする。

また、私がベッドの中で寝ながらiPhoneを触っていると、
「そんなものより僕を見ろ」というふうに、ぴょこっと画面に顎を乗せ、顔面を露わにする。

そして、ソファの上でiPhoneを触っていると、
私とiPhoneの間にのそのそと入り込み、そこから勢いよく顔を上げ
iPhoneを振り払い、顔面を露わにする。

ぷんたは、iPhoneが邪魔でしかたないのだ。
重度のiPhone依存症である私にこんなに懐いてしまって、かわいそうなぷんたである。

そしてあるとき、上に書いた行動では、この重度iPhone依存症患者の飼い主を更生することはできないと気づいたぷんたは

ついに、iPhone画面の上にウンコした。

幅71.5mm、高さ146.7mmのiPhoneの上に慎重に狙いを定めてウンコしたぷんたを想像した。
可愛くて笑ってしまった。

ぷんたがiPhoneに手を出すときは、毎回思わず可愛くて笑ってしまう。
”可愛いと思う感情”と、”笑う”は確実に繋がっている。
そして、「もぉ〜!なにぃ〜?ぷんたくんはiPhoneが嫌いなんでちゅか!!??」なんて言いながら、
めちゃくちゃに撫で、顔を押し込み、抱きしめる。
このときの強すぎる食いしばりのせいで犬歯が無くなってきているので、私は最近毎晩マウスピースを付けて寝ている。

皆さん、犬って、iPhoneに嫉妬するんですよ。
はあ、可愛い。本当に可愛いな。
嫉妬の仕方なんか、アニメかと思うくらい可愛い。
前足で画面を隠すとか、顎を乗せて画面を隠すとか、ウンコを乗せてiPhoneを隠すとか、
アニメでしか起こり得ないことのように思う。
アニメって、本当なんだ。犬って、アニメなんだ。
犬を飼うと、このように日々色んな発見に感動する。


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