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オススメ小説「白い体」【Twitter版】

Twitterにあげたものをそのまま

【オススメ小説】
白い体
著者 火乃沢明冬

夫の不倫相手が家に乗り込んできても、とりあえず夫婦関係を続けようとする専業主婦「希未」は年下の青年「誠市」と出会い心引かれていく。
誠市と出会い心身共に変質する希未、彼は「浮力もある空間」では問題無いと言う。電子書籍限定の短編 続きます https://t.co/EkEGJ16p0Y

無関心な夫、母との不和、気疲れする職場、彼女を取り巻く環境が重力のように纏わりつき不快な空気感を作り出す。
作中で誠市は「浮力もある空間」と口にするが、重力を消す訳ではなく拮抗する浮力により感じさせなくするだけ。
実質何も解決はしていないが、2人にとってそれは問題ではないのだろう。

徹底して主人公視点で人物や風景が淡々と描写され、まるでBGMの少ないないドキュメンタリー映画のような独特な読み口😌

1時間位で読める&お手頃価格なので、ちょっとした空き時間にオススメ一冊です📖

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