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オススメ小説「天地明察」【Twitter版】

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【#オススメ小説】
天地明察
著者 冲方丁

いつからか己に"飽き"を感じていた碁打ちの安井算哲。突如、幕府より全国の天体観測を命じらた。
観測を続ける中で星の動きと暦にズレが生じていることを知ることとなる。
そして新たな暦の作成という一大事業に己の全てをかける。  続きます


当時、暦の作成は朝廷(陰陽師や公家など)により行われる儀式で、それを幕府主導で行うということはかなりの覚悟が必要な行為。
碁打ちでありながら算術と天文学に通じていた為、抜擢された算哲。協力者と共に作り上げた新たな暦をもって、公家に日蝕の日を当てる勝負を挑むのだった。


カレンダーという一見地味な題材、ちゃんばら場面が皆無という珍しい時代小説。

算哲は天体に着想を得た囲碁の必殺技「初手天元」(一手目をど真ん中に置く)を使うも、敗北しその技の封印をくらうオチャメさん。

徐々に目標に向かう主人公に熱くなる一冊です。

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