見出し画像

オススメ小説「はなとゆめ」【Twitter版】

Twitterにあげたものをそのまま

【#オススメ小説】
はなとゆめ
著者 冲方丁

気乗りしない宮中への出仕、そこでわたしは途方もない華を見たのだ。人の身でありながら耀かしく煌めく華を
頂戴した紙に、在りし日のあの方を書き残すと、その方の為のこれを書くのだと悟ったのだ。後世で「枕草子」と呼ばれることになる草子を 続きます

清少納言が「枕草子」を書き上げるまでの半生を、彼女の視点の回想という形で書き上げる作品。
平安時代の価値観、当時の宮中の出来事などが枕草子の執筆と合わせて進行する。
なぜ暗い部分を描写が少ないのか、そしてなぜ当時は献上品になり得る上質な紙に随筆を書くに至ったかが丁寧に描かれる。

みんなご存じ「枕草子」を題材にした作品です。

原文の遠回しな歌も「あの時はこう感じたのでこう書いたのよ」みたいに書かれているので古文が苦手でも大丈夫❗

最終ページが素晴らしいのでそれを楽しみに読んで貰いたい一冊。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?