見出し画像

オススメ小説「The Indifference Engine」【Twitter版】

Twitterにあげたものをそのまま

画像1

【オススメ小説】
The Indifference Engine
著者  伊藤計劃

ぼくは、野蛮で下劣で醜い自分が嫌だった。蛮族である自分が嫌だった。気に入らない相手の頭に斧を叩き込み、苛つかせた委員長を強姦する自分が嫌だった。
それでもセカイは、ぼくがありたいようにさせてくれない。  続きます

オマージュ作品とオリジナル作品の短編集。あらすじで書いた「セカイ、蛮族、ぼく。」、長期シリーズ007の整合性をメタ的に描く「女王陛下の所有物」など刺さる人には刺さる作品が多数。
著者の代表作「虐殺器官」のプロトタイプも収録されています。

独特な理路整然とした文章や、理不尽さについて、死が起点となる内容など全体に連なるテーマがはっきりしている。
個人的にはあらすじに選んだ「セカイ、蛮族、ぼく。」が短いけどオススメです。なんかギュッ詰まってる感じなので。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?