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どっから片付けていいか分からない人に読んでほしい

えー、私達プロですら、現場でどこから手をつけていいのか困る時があります。ゴミだらけの方がまだ簡単で、整理収納はちょっと難しい。だってこれから共に過ごすアイテムも残さないといけないから…


整っているように見えて、物だらけのお宅、どれも大切なんじゃないかと思うお宅。お仕事と趣味とプライベートがごちゃまぜになっているお宅…本当に散らかり方は十人十色。


特に今年はコロナの影響で、おそうじグッズが売れに売れ、ゴミ処理場がパンクするぐらい、家のことに注目が集まったらしい。というわけで、中でもどこから手をつけていいかわからないという人に向けた記事を書いてみました。

ウソ引越し作戦

まず、お住まいが大きい人向け…(田舎や郊外の戸建て等)

①余分な部屋や、物を移動する場所がある人は、1番片付けたい部屋のことをまず優先して、余った部屋やスペースに一旦避難させます。

②最初に「飾ってあるもの」を片付けていきます。壁に貼ってある物、ぬいぐるみ、お土産、ちょうちん、へちま、写真立て、花瓶などです。これらは、今絶対使わないと死ぬわけじゃないものです。要はあなたが今なくても生きていけるものを選びます。

このように段ボールにつめ、割れやすいものはタオルなどを入れながら嘘の荷造りをします。捨てることに罪悪感を抱いてしまう人には、うってつけのやり方です。


③次に、ぬいぐるみやクッションなどは、布団袋などの大きな袋や、布団圧縮袋に入れます。ぬいぐるみに愛情のある方もいますので、そこは自由に。まずは部屋から、色とりどりな、気の散るアイテムを出しましょう。

最近使ってないものも移動しましょう。最近とは、1年が目安です。使い終わった物、期限切れのものは捨てる選択肢もアリ。悩むなら、移動にとどめておきましょう。段階を踏んで選択していけばいいのです。

⑤本当に使う物を戻していきます。飾りたいものは、選び抜いて片付けの最後の最後に飾りましょう。

そこで選ばれなかったものは、また改めて他の日に選別していきます。選ぶのには時間がかかります。

なんでも捨てられる人もいれば、徐々に情が湧いて戻す人もいるでしょう。その行ったり来たりも体験して、「モノ」と向き合う時間を作ることが片付けの第一歩です。

この作戦のメリット

捨てるのではなく、箱につめてみる。
この作業は、
モノと自分を客観視するのに最適です。

その場所からあえてズラしてみる。
別の場所に移しても
また使いたいのであれば、
それはあなたと
相性のいいモノなのでしょう。

また、飾ってあるものや
必需品以外を別の場所に移動するだけで、
他のものが整理しやすくなります。
広くなるだけでなく、
注意散漫を防いでくれるのです。

マンションなど、スペースに限りがある方や、広くても全ての部屋が物でパンパンな方は、このやり方は難しいと思います。

狭い部屋の場合は、無理やり片付けスペースをこじあけて作るのも手です。分別するには、人が動ける作業スペースが必要だからです。

嘘荷造り作戦は効果的で、箱に詰めた瞬間に色々と面倒になり、丸ごと捨てられた!という声も頂きます。※大切なものをうっかり入れないように気をつけて下さい。

しかし片付けで大事なのは「減らす」のはもちろんですが、これから先また「増やさない」ようにすることです。

物が溢れた現代では、気を抜くといつの間にか物が増えてしまいます。

そうならないために、

・いらない物はもらわない
・もう持ってるからと断る
・衝動買いしそうなら、気持ちを1日寝かせる


…など、増やさない工夫が必要です。

年末で片付けや掃除をしている方も多いと思いますが、量が多く、手がつけられない方は、是非諦めずに順番通りやってみて下さい。自分ではどうにもならない時は、誰かに頼ってみるのも手かなと思います。

ではまた!

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