加瀬みづき

俳句とエッセイを書くのが趣味です。私の作品を読んで下さい。

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■なにをするサークルか 俳句をはじめ、文学一般を語りあうサークルです。 ■活動方針や頻度 サクールの掲示板で、作品を見せ合ったり、感想を話すサークルです、。掲示板への投稿頻度は月に1回以上。文学に興味のある方、または音楽に興味のある方集まりましょう。 ■どのように参加してほしいか 積極的な意見を交換しましょう。みているだけでもいいです。

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最近の記事

「ちょこっとズボラな日記」

今年に入って、4度目の胃炎にかかっています。 きっかけは、仕事上のこと、新しい仕事を覚えられない不安でした。 その次に、大好きな叔母が4月に急逝した事が加わりました。 いつまでも、治らなくて、友人に気持を伝えたときに、「もっと自分 を甘やかして」と返事をもらいました。 私には、自分を甘やかすという発想がありませんでした。そこで、手 にとったのが、「今日は、自分を甘やかす」(夏生さえり著)の1冊 でした。 がんばれない日があってもいい。元気がなくてもいい。イライラして もいい。

    • 「私の俳句作品」

      おはようございます。都市2021年12月号の作品です。 懸巣鳴く硝子の首輪出土せり 乱れ萩万葉人を想うなり 万葉歌札に書きあり藤袴 でで虫と遊ぶ親子や秋の雨 秋雨に鉄塔のあり迢空忌 加瀬みづき

      • 「私の俳句作品」

        こんばんは!都市2021年10月号の作品です。 鋸草岡本太郎挑む顔 あめんぼにあめんぼ寄れば逃げにけり 桜桃忌道化師一人濡れてをり 隧道を抜け初夏の青空へ 角を来る鎌倉文士夏つばめ 滴りの落つる音聴く岩屋かな 加瀬みづき

        • 「私の俳句作品」

          こんばんは。都市2021年8月号の作品です。 三月のまわたほぐるる雲のあり 五十七歳二度目の学士卒業す 平凡を厭ふ日もありチューリップ 水琴窟春の空気をふるはせり よろこびをこぼさぬようにたんぽぽよ 鎌倉や今日もうぐひす明日もうぐひす 加瀬みづき

        「ちょこっとズボラな日記」

          「私の俳句作品」

          都市2021年6月号の作品です。 龍太忌の朝日指したるペンの先 読初の好色一代男なり 初夢に恋のかそけく成就せり LIVE説法を聴くバレインタインの日 弓持つて和装の人や春の暮 桜貝手の平にあり由比ヶ浜 加瀬みづき

          「私の俳句作品」

          「私の俳句作品」

          おはようございます。「都市」2021年4月号より 山寺の冬日は杉に当たりけり 四方より波の音して月冴ゆる 重箱をよく乾かして小晦日 冬の雨宇佐美魚目を読んで来し ストーブや原稿用紙卓の上 モーツァルトピアノソナタや賀状書く 加瀬みづき

          「私の俳句作品」

          「食の一句」より

          「食の一句」(櫂未知子・ふらんす堂) より 12月30日 粕汁にあたたまりゆく命あり  石川桂郎 12月31日 昇降機登り晦日そば黒し   平畑静塔 1月1日 馴染むとは好きになること味噌雑煮  西村和子 1月2日 賑やかを持てきし人や切山椒  星野立子 1月3日 天日より得たる色艶小殿原   茨木和生

          「食の一句」より

          「私の俳句作品」

          おはようございます。加瀬みづきです。 私の冬の作品です。 立冬やはつしとつかむ竹の声 冬萌えやあきらめないでやってみる 山茶花の蕾や宙にしかとある 健康な飢あり冬に入りにけり かいならす孤独ありける炭火かな

          「私の俳句作品」

          コメントありがとうございます。訂正します。

          こんばんは、コメントありがとうございました。 「俳句作法」水原秋桜子より全4句は正しくは 室咲のひとつの花を了りけり 秋桜子 温室の花咲きそめ日々に霜深し 幸江 室咲とならびて縁にものを縫ふ 貞 室咲は影なげあへり夜会服 陽春 篠崎央子句集「火の貌」よりの3句目は正しくは、 石のこゑ木のこゑ蝌蚪の生まるらむ 訂正してお詫びいたします。 加瀬みづき

          コメントありがとうございます。訂正します。

          篠崎央子句集「火の貌」より

          篠崎央子句集「火の貌」より、私の好きな句をご紹介します。 血族の村しづかなり花胡瓜 牛乳を一息御慶述べにゆく 石の来こゑ木のこゑ蝌蚪生まるらむ キャベツ刻む独身といふ空白に おでん煮る部屋に膨らむ本の嵩 筑波嶺の夏蚕ほのかに海の色 火の貌のにはとりの鳴く淑気かな 加瀬みづき

          篠崎央子句集「火の貌」より

          「俳句作法」水原秋桜子より

          おはようございます。今日は、「俳句作法」水原秋桜子(朝日文庫)より 温室の花の句を紹介します。 室崎のひとつの花を了りけり 秋桜子 室崎の花咲きそめ日々に霜深し 幸江 室崎とならびて縁にものを縫ふ 貞 室崎は影なげあへり夜会服 陽春

          「俳句作法」水原秋桜子より

          万太郎の一句から

          「万太郎の一句」(小澤實・フランス堂)より 11月1日 灯のともるまでのくらさや秋の暮 11月2日 何もかもむかしの秋のふかきかな 11月3日 縁は異なものとぞみかん剝きあへる 11月4日 ゆく秋の不二に雲なき日なりけり 11月5日 まざまざとさしてくる日や暮に秋 11月6日 手拭もおろして冬にそなへけり 11月7日 茶の花におのれ生れし日なりけり 以上ご紹介しました。 加瀬みづき

          万太郎の一句から

          「恐怖の正体」を読んで

          しばらく隣家の騒音が続いる。そのうちに、「音」に怖さを覚えるようになった。その思いを解明しようと、手に取った一冊だ。 「恐怖の正体」(春日武彦著・中公新書) 第一章 恐怖の生々しさと定義について 著者の恐怖の定義は ①危機感 ②不条理感 ③精神的視野狭窄 これら三つが組み合わされることによって立ち上がる圧倒的な感情が、恐怖という体験を形づくる。 第二章 恐怖症の人たち  そもそも恐怖症とは、神経症の一種である。すなわち恐怖症となるような人たちは普段から心の中に漠然とした不安や

          「恐怖の正体」を読んで

          「私の吟行句」

          こんばんは。加瀬みづきです。 今日も、秋の3年前の秋の吟行でつくった一句ご紹介します。 蛇笏忌や擦れ違ひたる雲と雲 その日は秋晴れの日でした。子供の国で、ベンチにすわり、空を 見上げて、雲と雲が擦れ違ったところを見て出来た句です。 感想お待ちしております。

          「私の吟行句」

          「私の読書日記」

          今晩は、今日は「俳人 宇佐美魚目」(中村雅樹著・本阿弥書店刊)を読みました。 この中から、宇佐美魚目の句をご紹介します。 空蝉をのせて銀扇くもりけり 月の雨棗に色の來つつあり 馬もまた歯より衰ふ雪へ雪 あかあかと天地の間の雛納 最澄の瞑目つづく冬の畦 白昼を能見て過す蓬かな 東大寺湯屋の空ゆく落花かな 初夢のいきなり太き蝶の腹 巣をあるく蜂のあしおと秋の昼 秋の夜こぼれしままの水の玉 加瀬みづき

          「私の読書日記」

          「子規の名句」

          「子規百句」(坪内稔典・小西昭夫編、創風社出版)から 子規が好きだった柿の句と薔薇の句をご紹介します。 柿の花土塀の上にこぼれけり 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 つり鐘の蔕のところが渋かりき 柿喰ひの俳句好みしと伝ふべし   我境涯 句を閲すラムプの下や柿二つ   きざ柿の御礼に 柿くふも今年ばかりと思ひけり 夕風や白薔薇の花皆動く フランスの一輪ざしや冬の薔薇 椅子を置くや薔薇に膝の触るる処 薔薇の絵のかきさしてある画室かな 薔薇を剪る鋏刀の音や五月晴れ

          「子規の名句」