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他人と自分を分離するためのヒント

こんにちは。

Twitterでyochiさんと興味深いやり取りをしました。

今日はこのやり取りを少し考えてみます。

他人と自分の間を分離するってこと

Twitterで、いろんな反響をいただきました。一部ご紹介します。

この感想は嬉しいですね!

「みんな一緒」って幻想で育つと、安心感がある一方で、相手の行動に期待するようになります。同様に、自分も相手に期待されていると思い込むので、しんどいです。

だから、他人の行動にいちいちイライラしたり、「相手がこう思うのでは?」と怖くなって行動できなかったりする。

他人と自分の間に分離帯を置いて、相手の行動に期待もしないし、自分の行動にも期待してもらわない。それが多分心が楽になる方法なのですが、これが、意外に難しいんですよね。

特に年齢が若いと、若いというだけで、上下関係上、難しい部分があると思います。

自他の分離ができない人はどこにでもいる

映画やドラマを見まくっていると、こういうタイプの人は大抵どこにでも出てきます。そしてトラブルを起こすことが多いです。

今アマゾンで見てる「マーベラス・ミセス・メイゼル」は1950年代が舞台。
我が子に対して「結婚すべきだ」「働くなんて恥ずかしい」「世間がどう思うか」って価値観の親が出てきて、成人している子供の行動にいちいち泣いたり喚いたりします。

今見ると、「うわ、面倒臭いな」と思いますが、私が子供の頃にも、こんな親がたくさんいました。そして、この環境で素直に育った人も、同じような価値観かもしれません。今もそう持っている人、少なくないと思う。

私も自分が子供の頃、「母子家庭は不幸だ」と決めつけてくる大人が嫌でした。「勝手に気持ちを決めつけられる」のって子供ごころにも嫌なのです。
自分を尊重されず、侵入されてる感じがしました。

マレーシアでもたまに宗教やマルチタイプのビジネスに勧誘する人、良かれと思って何かをしつこくアドバイスする人がいます。いわゆる「善人」も多いのだけど、「busybody(おせっかい)だ」などと言われ敬遠されることもあります。「Mind your own business!(自分のことに集中しろ!)」と言われてたりもします。

一緒にいて疲れるなら、敵対する必要はないけど「距離を置く」大事です。

分離帯にズカズカ入ってくる人とどう離れるか


けど、こういう人って距離を置くのも難しい。なぜなら「結婚するのが幸せに違いない」「美味しいレストランで、仲間でワイワイするのが幸せでしょ」って心から他人の幸せを願っているので。だから、私が「パーティーは好きではなく、むしろ家で一人で勉強したいです」と言っても、理解してもらうのは難しいのです。善意の塊で、「いいことをしてあげたい」と思ってるのです。大喧嘩して距離をおいたことも少なくありません。

では、このタイプの人々を教育で変えるのが正解かというと、実はそれも違うと思う。彼らには彼らの正義があって、それもまた、多様性の1つです。

だから、結局は「離れる」「放っておく」「目に入れないようにする」しかないのかな、と思います。

ただし、家族などで離れられないこともありますよね。
その場合、自分の分離帯にズカズカ入ってくる人とは、戦うしかないこともあります。

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