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情報を見るときは、「感情の揺れ」に気をつけよう

メディアをどう受け取るか、非常に重要な時代です。

長男が学ぶインターナショナル・バカロレアでは、

どうやって信頼できる情報源を見つけるか

を訓練しています。
今日は、私たちにもできる簡単な情報チェックの方法です。

「感情揺れたら注意」の理由

長男が学校で教わっていること。
それはまず、「感情の揺れに気をつける」ってことです。

アリストテレスは説得の三要素として「エトス(信頼)」「ロゴス(論理)」「パトス(感情)」ーーの三要素をあげました。「パトス(感情)に気を付けろ」です。

まずは読後の感情の揺れに気づくことです。
自覚することです。

感情の揺れがあったら「怪しい」と思うトレーニングをする

最近あったGoogleのファクトチェック・ワークショップも、「情報リテラシーを鍛えるため」の講座。

なんと、長男の学校の先生方と、全く同じことを言っていました。

何かを読んだりみたりして、「感情が強く揺れたな」と自覚したら「ちょっとおかしいな」と違和感を覚えるようにトレーニングするといい。

例えば、TwitterやFacebookを見ていて、

「許せない」
「かわいそう」
「これ欲しいなぁ」
「泣ける」

とか、なんらかの「強い感情」が起きたら、「あ、今自分の感情が揺れたな」と自覚する。次に「冷静になる」ってことです。

その上で、いろんなテクニックを使って事実を検証するそうです。

・ファクトチェック団体によるフェイク認定されてないか?
・次にファクトチェック自体をチェック(Ifcn加盟してるか)
・問い合わせ窓口は生きているか?
・Aboutページにスタッフのプロフィールがあるか?

など。

また、その記事を「誰が拡散しているか」もみてみる。
「匿名のツイッターアカウントばかり」なら「信頼度は低い」と考えるそうです。
匿名が悪いわけではないけれど、信頼度は下がります。

詳細は上記のビデオが公開されているので(シリーズになっています)、お勧めします。

なぜ感情の揺れが危険信号なのか?

私も基本的に拡散のコメントに、

泣いた
怒った
許せない

とか個人的な感情がついているものは、特に気をつけて読んでいます。

ではなぜ「感情の揺れ」に注意なのか?
別に「感情の揺れ」自体が悪いわけじゃありません。

このグーグルの講座では、

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