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大人が学ばないのは「学習のオーナーシップを奪われてきた」からであるという説
「日本の大人は学ばない」と言われます。
大学まではそこそこ勉強するのに、なぜでしょうか?
リクルートワークス研究所は、「なぜ大人は学ばないのか」を研究し、その原因を「学びの主導権を奪われてきたから」だと分析しています。
学びの主導権を奪われると、「学習のオーナーシップ」が持てなくなる
「学びの主導権を誰かに渡したまま学ぶのは難しい」のです。「学び」というとすぐに「塾」「家庭教師」と想像する人が多いと私も思っています。
ちょっと長いですが、引用します。
なぜ大人は学ばないのか。それは、本来個人が持っていたはずの「学びの主導権」が環境によって奪われてきたからではないだろうか。
パンデミック前の2018年、リクルートワークス研究所では『どうすればひとは学ぶのか』というレポートをリリースした。約5万人に対する調査の結果からは、雇用者のうち半数以上に上る51.1%がOJT、OFF-JT、自己啓発そのいずれも「行っていない」と回答したことが示されている。
しかし、変化する時代に個人の学びは欠かせない。DX(デジタルトランスフォーメーション)やそれに伴うリスキリングの議論が活発化するなか、企業の人材開発部門からは、「従業員を自主的に学ばせるにはどうすればよいのだろうか」「技術が高度化・専門化する時代に、人事としてどのような支援のあり方が考えられるだろうか」といった声があがっている。
学習テクノロジーの進化もあり、効率よく学べる環境は整ってきた。しかし、オンライン上に多様なコンテンツをそろえたとしても、前述以外にも多くの調査結果が示している通り自主的な学習行動にはつながっていない。
「コンテンツの問題ではない」としたら、問題は何なのか。そこには私が何度か書いてきた「学習のオーナーシップ」の問題があると指摘します。
「学ばせた」時点で「自発的な学び」ではなくなる矛盾
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