タイ人がマレーシアで企画した「日本イベント」がなぜ大人気になるのか?
本日は短いコラムです。
マレーシアで最大の日本イベント「Japan Expo Malaysia 2023」が8月18日から三日、パビリオンで行われるそうです。
「盆踊り」以外では、おそらく最も大規模な日本のイベント。
2017年に初開催、その後パンデミックの2020年まで毎年行われてきました。
7つのゾーンで催しが同時進行します。
「日本」をテーマにした3日間にわたる大規模なイベントで、7つのゾーンで催しが同時進行します。場所はブキッビンタンにあるパビリオン。
一番大きいのがメインステージでの、歌手やダンサーのパフォーマンスで、有名人から地下アイドル的な人まで、多くの日本人アーティストが参加します。今年は、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEなどが出演するそうです。
2020年のトリはGACKT、2019年はAKB48でした。第一回はピコ太郎。
「アウトドア・テイスト・オブ・ジャパン」は日本食コーナー。シャカリキ432(マレーシアの日系居酒屋)の焼き鳥とかF&N(飲料メーカー)の緑茶などを発売。
トラベルゾーンでは、Klook(マレーシアでよく知られる香港を拠点とするオンライン系旅行代理店)がパッケージ商品を発売。
和菓子作りの実演や日本のタロットカード占い、剣道ワークショップ、弓道のデモンストレーションコスプレコンテストなどが開催されます。
どんだけ日本が好きなの? という感じですが……。
なぜタイの会社が大規模イベントをやるのか
ところがこれ、主催はタイの会社なんです。共催はマレーシアにある会社。
協力している「Pavilion(パビリオン)」はKLの真ん中にあるモールです。
日本の会社が入ってない……。
2017年のJapan Expoの初開催時、マレーシアでメディアやってた私は「Gu-creativeって知ってる?」って聴いて回ったんです。
ところが、在マレーシアの誰に聞いても、知らないという。
「なんだこれは??」と思って、主催者のG-Yu Creativeにインタビューを申し込んだところ、社長は日本語学校を運営している日本ファンの女性でした。写真右が社長です。
元々は、学校のイベントとして「ジャパン・エキスポ」をタイで企画。それが、大人気となりどんどん規模が大きくなり、タイで最大級の日本イベントとなったそう。そしてそれをマレーシアに「輸出」したのです。
ファン目線で作ると、イベントはこうなる
つまり、イベントそのものはあくまでタイ人目線。
それが、マレーシアでも大人気になったわけです。
なぜ人気なのか。
それはズバリ、現地の人目線で作っているからだと思います。
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