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海外での飲食経営がなぜ難しいのか

ドトールコーヒーが5月31日より、マレーシアに二度目の進出だそうです。

実は数年前に一度、出店したのですが、結局撤退し、再挑戦です。
前も書いたけど、吉野家・はなまるうどんは二度目の挑戦でもまた撤退。

すき家とかミスタードーナッツどか、地味に頑張っているブランドがある一方、過去にはサンマルクカフェなど、撤退したブランドたくさんあります。

なぜ海外の飲食経営が難しいのか

マレーシアの飲食店経営、誰に取材しても「難しい」と言います。
なんで難しいのか。

まずは過当競争です。
日本食が溢れています。一説には、セランゴールだけで500も600も日本食レストランがある。ローカル経営のところも多いです。

また、「日本の味をそのまま持ってくる」とあんまり受けないそうです。
特にラーメンはどこに取材してもけっこう苦戦してるよう。私の好きな味の本格的ラーメン店は大体閉店してしまった。

大体、日本のラーメンは「塩辛すぎる」と言われるようです(私もよく言われます)。

そこで、現地の人向けに少し調整するのですが、調整しすぎると今度は在住日本人から「こんなのは本当の**ではない(**にはブランド名入る)」とお叱りがくるのだそうです。

そういえば、以前ダイソーに取材したら、甘いお煎餅しか置いてない。
いわゆる醤油や塩せんべいはマレーシア人には「塩辛すぎて」受けないのだそうです(最近のダイソーでは置くようになりました)。

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