見出し画像

憧れを潰しておくということ

こんにちは!

最近、主婦だった友達が就職したいと言っていて、面白いことを言っていました。

「憧れを潰しておきたい」と。

憧れをずっと持ち続けたくないから、今のうちに実行しておきたいと。
これ良い言葉だなー、と思ったのです。

「憧れ」は実行すると憧れじゃなくなる

そういえば、かつて私もいろんな憧れを「潰して」きたのでした。

学生だったころ、それは、

・高層ビルで働くカッコいいOLになりたい
・たくさんお給料を貰いたい

でした。
我ながら幼稚です。本当にそれくらいしか思いつかなかった。
それで、ただのOLになったのです(むちゃくちゃ、後悔しました)。

その後多少目が覚めて、

・雑誌の編集者になりたい
・下町に住みたい
・英語が話せるようになりたい

と変わり、それが満たされた2000年ごろには、

・海外で住んでみたい
・子どもを育ててみたい
・本出したい

となりました。

20年経ってみたら、本で話した願望がかなってた話

友達が2001年、「マザー・ストレス」って本を書いて、インタビューを受けたのです。産むか、産まないかを悩む女性たちを取材した本。育児のマイナス面が強調されAERAの「子育ては損だ」特集が有名になった時代。

この頃、私はまだ子供がいなかったのですが、本の中で「一度は子どもを産んで育ててみたい。産んだら、マレーシアで子育てしたい」というような願望を口に出しています(仮名ですが、マレーシアの話をしてるのが私)。
なかなか子供ができなかった時期でした。

そこから、20年経って、あの頃の願望、ほぼかなってるな、と思います。
実際に海外で子育てを始めると、今度は、

・海外で働いてみたい
・英語オンリーの外資系企業で働いてみたい

と。それも全部やってみました。50代過ぎても就職できるんですねぇ。

全部現実になってしまい、今ではもう憧れは少なくなりました。

今は、フラフラ、いろんな国で働いてみたいな、とちょっと思ったりしますが、現状に満足しているので、そこまで強い願望ではなくなりました。

憧れをつぶすと前に進める

延々と自分のこと書きましたが、思うのはどれも「やってみてよかった」ってコトです。
なかには、最初の、

・高層ビルで働くカッコいいOLになりたい
・たくさんお給料を貰いたい

みたいに、「そっちに行ってはだめだよ。あんまり幸せになれないよ」ってツッコミたいところもあるけれど、やってみることで、とりあえず納得できて次に進める。

「憧れ」って先に進むための大きな原動力になります。
目標がクリアになり、やるべきことがわかる。
英語でもなんでも、そのためにかなり努力します。
多少辛い環境でも、希望があるとまあ前に進めるのです。

どんなしょうもないことでも良い。
自分が本当にやりたい方向に少しずつ進む。

それを毎日の行動に落とし込むツールとして、私は手帳を使ってました。
毎日、少しずつ近づくように行動していると、あら不思議、いつの間にか、そうなってる!
その繰り返しでした。

一方、憧れを持ち続けた上に、ずるずる違うことしてると、モヤモヤして先に進めない。実行している人を見て複雑な気持ちになったりして、厄介なのです。

なんでもやってみよう

最近も、マレーシアに住みたくて、数年計画で、ようやくきたんですよーっていう方がいました。
おお、いいなぁ、と思います。やりたいことは、どんどんやったら良いんじゃないの、と。

今は、中学生だろうが高校生だろうが、いろんなことが自分でできる時代になりました。Youtuberにでも漫画家にでも小説家にでも、なりたいものになってみることができるすごい時代です。

私は、日本に住むのが憧れだ!というマレーシア人にも、やっておけば、とお話ししています。来週、そんなマレーシア人の一人が帰ってくるので、会って話を聞く予定。ちょっと楽しみです。

とりあえず、憧れがある方は、手帳に書いて、毎日の行動を少しずつ変えていくの、お勧めです。

私のそんなマレーシア移住の記録はここに書いてます。

それではまた。良い1日を。


ここから先は

0字

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。