見出し画像

ロックダウン解除は、どんなふうに行われるのか

こんにちは。

マレーシア政府が昨日とつぜん、5月4日から行動制限(MCO)を緩めると発表しました。マレーシアの「New Normal」の世界、だいたい、こんな感じでした。

・経済活動はほぼ再開。ただし、大勢の人の集まりを伴うもの、映画館、カラオケ、ナイトクラブ、ラマダンバザール、テーマパークなどはNG。
・レストランはソーシャル・ディタンスを保つ形で再開可能。テーブルの人数を制限すること。支払いは1メートルの感覚を開ける。ハンドサニタイザーを常備。入り口で体温チェック。
・スポーツはボディコンタクトのないもののみ可能。バドミントン、ジョギング、テニス、ゴルフなどはOK。
・コンサートやパーティー、大勢の宗教の集まりなどは全て不可。
・州を跨ぐ旅行はハリラヤのための帰省以外は禁止
・学校は閉鎖
・会社は毎日従業員の熱を測ること
・政府機関は自宅からの勤務へ
・上記の行動制限解除は、感染者が多いレッドゾーンをのぞく

画像1

マレーシア政府は中国のやり方を学んで踏襲しているそう。アドバイスも受けているようです。方針は、武漢での反省を生かしたものだと推察します。日本でも同じ感じになるかもしれませんね。

しかし、同時にマレーシアの感染者数はまだゼロになってないのでは? と心配する声もあります。首相はこのように説明していました。

ムヒディン首相は、「同時に、MCOが解除されると、新たな大発生の可能性があることも懸念されています。国民のみなさんが心配していることを知っています。私もそうです。経済が回復する必要性とCovid-19を封じ込める重要性のバランスをとる方法を見つけなければなりません」と話しました。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2020/05/01/pm-almost-all-economic-sectors-business-activities-can-resume-ops-under-conditional-mco-starting-may-4

政府が率直に語りかけるスタイルはおなじみです。

マレーシアのことなので、後から変更になる可能性も大いにあるでしょう。しかし国民は変化に慣れているので、たぶん、柔軟に対応するでしょう。
政府は第二波・第三波も予測しているので、また第二のMCOもあるかもですね。

こちらもグループチャットに流れてきた、首相の顔を使った「できること・できないこと」(bolehは、マレー語で「できる」って意味です)。

画像4

一方、韓国など、旅行再開を始めた国もあるようです。今後は、「患者数の少ない国のパスポートが強くなる」時代になるというわけ。



マレーシア人はニュースをどう捉えてる?

さて、このニュース周りのマレーシア人がどう捉えているか。
グループチャットを眺めている限り、喜びの声よりは、まだまだ心配、という声の方が多いみたいです。

スポーツジムの華人の友人は「どうかより気をつけて(Plse continue to be extra careful.)」といい、旅行雑誌にいるマレー人の友人は、「そうは言っても、ウイルスを実家に運びたくない(Yep but still.. i don’t want to bring back home the 🦠 to my parents)」って言ってます。

ジムのインド系の友人はこんな画像を送ってきました。スペインかぜの歴史に習って、どうかまだ安心しないで!ってことです。

画像3

世論を反映して、また厳しくなる、ということも十分あるでしょう。

各家庭でどうするかに委ねられてる

あとは、マレーシアのことなので、各自が自分で考えて行動することになると思います。

我が家は全員、皆がすっかり外出制限のある生活に慣れてしまいました。
なので、しばらくはこのスタイルでいいかな? と思っています。
あまり行動をかえる予定はありません。

私も、もともと座業ですし、多少の散歩と運動ができれば問題ないようです。そんなわけで、引き続き、社交は最低限にし、勉強や読書の日々を、静かに過ごしていきたいと思います。

それではまた。

ここから先は

0字

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。