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「リスクを取る」ってどういうことか

こんにちは。野本です。

先日とあるインタビューで言われたのです。

「そんなに学校を変えて、もし失敗したらどうするのですか」と。

あああ、懐かしいなぁ、と思いました。
かつての私も、いつも失敗したらどうするんだ、と心配していました。そして、私自身、失敗も挑戦もせずに大人になったことに大きな後悔があります。

今では、「小さい頃に失敗しなかったら、いつ失敗するの」って思うので、子供には好きにやらせています。

今日はリスクについての考え方です。

人間の成長の方程式とは?

「リスクを取るから見える風景」というのがあるんですね。
以下は、マレーシアの有名人であるテクスケムの創業者、小西史彦さんのインタビューです。

 私は、人間の成長には方程式があると考えています。「リスク」×「時間」×「努力」=「成長」という方程式です。リスクと努力には相関関係があります。人間はリスクがあると思うから、安全地帯にいないという自覚があるからこそ、必死になります。いやが上にも人一倍努力をするようになるのです。だから、リスクは大きければ大きいほど、成長のレバレッジは強くきくわけです。
 しかし、逆に、リスクを取らずにいれば、本人は努力をしているつもりであったとしても、たかが知れています。そのまま、10年、20年と時間が過ぎるうちに、リスクを取る人との差はかけ離れたものになる。リスクを取らなければ失敗確率は少なくなるでしょうが、成長角度が上がらない。リスクを取った人との間に大きな実力差が生じるのです。

ダイヤモンド「平凡な人間こそリスクを冒すべきだ」
マレーシア大富豪が語る成功の教えより

面白いです。

実は私もそうで、小西さんほどではないものの、小さなリスクを取ってマレーシアに来たことで、「リスクを取った人にしか見えない風景」が見え始めました。同時に「足りないもの」も見え始めたので努力して変化したわけです。

小さなリスクを取って、そこで切羽詰まって時間をかけて努力することで、さらに他の人と違った風景が見えてくる。それが書くネタになる。その繰り返しです。

「失敗は、いいことだ」と教える学校

今世界の教育の潮流もこちらに変わっています。新しい時代の学校では、「失敗しろ」「リスクを取れ」と教えてるのです。

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