人が死ななくなる世界は本当に来るのか
こんにちは! 野本です。
英語の世界には面白い教育チャンネルがたくさんあります。
Vsauce は、世界で最も成功したYoutubeチャンネルの一つ。
米国人のマイケル・スティーブンスが最先端の思考実験や科学を紹介する番組です。
息子がハマってるため、私もたまに付き合わされて議論していますが、
「Should I die?(私は死ぬべきか?)」という動画には考えさせられました。
この動画の中で、マイケルは、実際に人体を冷凍保存するサービスを提供する会社を紹介。米国には、すでに実用化されて、将来の復活を待っている「死体」があるんです。
ただし、息子によれば、この方法にはまだ課題も多く、今は問題が出てきているそうです。体の冷凍中に細胞が膨張してしまうとか、温度を一定に保つのが難しいとか、いろいろあるらしいけれど、すでに卵子の冷凍などはできているので、解決も時間の問題かもしれません。
マイケルは問います。
「あなたは、死にたいですか、生き続けたいですか?」
選択できるとしたらどうするのか?
すごい時代になりました。
「死ねなくなる未来」をどう考えるか
死ねなくなったらどうするか。
いずれ死を選択するのか、しないのか。
「生きる」ことを苦痛に感じる人は、今以上に増えていくでしょう。何しろ、人生に終わりがないのだから。
息子は「俺はやりたいことが山ほどあるので死にたくない」と。
ではやりたいことがなくなったら?
彼に取っては「好奇心の死」が自分の死を選択するときなのかも知れません。
すると「好奇心を持続する」「やりたいことを持ち続ける」ことが長い長い人生には必要になっていくのかもしれません。
宗教やお化けも変貌する
誰もがマイケルみたいに「ずっと生きるか」「自分で死ぬか」ことを選ぶようになるかもしれません。では「自殺」を禁止している宗教はどうなるのか? おそらく、なんらかの変貌を遂げるのではないでしょうか。
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