見出し画像

「思考の暴走」による不安をどうやって止めるか?

英語コーチの杉原健さんが「思考が走ってしまう現象」について書かれていました。

例えば一緒に過ごしているときなんかに彼女が「あー疲れた…」と言ったりすると「え、オレと一緒にいると疲れるってこと?」って思っちゃったりとか。
勤務していた病院なんかでも、精神科医の先生とか課長とかでもいいんですけど、仕事で大事な連絡事項や申し送りがある時とかに「ちょっと忙しいからあとにしてくれ!」って言われると「なんかオレ、嫌われてんのかなぁ…」とか思っちゃったりとか。
でも、どうしてだか僕はこれを「課長は僕のことをうざいと思っているんだろうか?」みたいに「独自の解釈」を与えて、そこから思考が走り出してしまうきっかけを与えてしまっていたんですね。そして「うざいな」「あいつ嫌いだな」ってどんどん思考が膨らんでいく。

今日はこの「思考が勝手に走り出す現象」についてです。

「思考が走ってしまう」癖をどうするか?

思考って放っておくと暴走します。

起きもしないことを勝手に想像してはクヨクヨする
相手の「心の裏」を勝手に読んで悩んでしまう

これね、あると思うのです。

私はあんまり他人の感情が気にならないので、よく「失礼すぎる」と怒られます。が、やっぱりクヨクヨします。

私の場合、ニュースです。嫌なニュースを見ると「通り魔が出てるんだ。どうしよう」とか「地震がきたらどうしよう」とか、「戦争がおきた。どうしよう」とか、どうにもならないことで、クヨクヨ悩んでる「お悩み時間」がありました。

クヨクヨ時間って本当に無駄なんですね。
それに他人に不快感を与えて周りまで不快を撒き散らしてしまいます。

私は子どもに、

お母さん、起きてもないこと心配するのやめなよ。時間が無駄だし、周りの人を不愉快に巻き込むだけだよ

と言われて、気をつけています。
子どもからしたら、お母さんが起きもしないことでクヨクヨ悩んでるってただの迷惑です。大人よりずっと賢いですよね。

「ものごとをありのまま見るトレーニング」をする

子どもは「今を楽しもう」とよく言います。

杉原さんはこう書いてます。

代わりに、物事をあるがままの状態で観る。そしてそれ以上の解釈をしない。これが、世の中や他人との関係を上手に気づいていくための秘訣なんじゃないかな?って最近特に思います。

そうなんですよね。ありのままに受け取って、おしまいにする。
世界はどうせ思い通りにならない。

妄想から抜ける練習には、こんな記事もありました。

大切なのは、「妄想は妄想にすぎない」と客観的に理解して、それ以上に「反応しない」(真に受けない)ことです。
「反応(妄想)は、次の反応(妄想)を呼ぶ」というのが、心の性質。だから考えれば考えるほど、不安(妄想)はますます増えていきます。
「不安」は、妄想の典型です。だから「妄想しない」練習を積んでいけば、不安も徐々に湧かなくなっていきます。これほど合理的で効果的なメンタルトレーニングは、ブッダの教えならでは。生かさない手はありません。

「不安は妄想の典型」なるほど。
必要以上に囚われたり、「反応するな」ってことです。

妄想をなくすためにできること

どうしても妄想してしまう! って方は、妄想の元をなくすのも一手です。
私は妄想が膨らむようなニュースをみるのをやめたら、直りました。なんだ、朝ニュース見なくても大丈夫じゃん、って気づいたんですね。

他人の感情が気になるなら、SNSを見ない、感情が安定している人のみと付き合うなど、方法はあります。

感情が揺れてどうしようもない人は、「不安は妄想」と自覚する。そして「無駄な思考を走らせない」練習をすると生きやすくなるのかなっと思いました。

それではまた。

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 300

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。