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マレーシアで洞窟ハイキング「ロスト・ワールド」&「グア・テンプルン」


マレーシアのペラ州政府観光局のメディア向け旅行で、洞窟ハイキングをしてきました。

メンバーは、マレーシア滞在中の観光に関わる外国メディアおよびインフルエンサー。

さてペラ州ってご存知ですか。クアラルンプールから車で2時間ほど。かつて錫鉱山で栄えたイポーが有名です。

ペラ州といえば、日本人に有名なのが、温泉と洞窟寺院です。ペラ州観光局の方によると、さらにたくさんの洞窟があるそうです。
今回は洞窟ハイキング2つに参加しました。

その1 Gua Detok @ ロストワールド

「ロストワールド」はたいへん有名なテーマパーク。

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プールや温泉のほか、動物園、遊園地、各種スポーツアクティビティーが、まとめて楽しめます。

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この中にも洞窟がいくつかあります。うち一般の人が歩けるのは2つ。

1つは、30分程度で往復できる規模のもの(ただし、洞窟に行くまで15分くらいのハイキングと600段の階段あり!)。
もう1つの方は、水中を歩く場面があるので、少し難易度が高いそうです。

今回は易しい方「Gua Detok」にガイド3人とともに行きました。「Gua」はマレー語で洞窟という意味です。

最初に説明と準備体操。
ライトが付いたヘルメットを装着します。

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服装は軽装でも大丈夫ですが、できれば虫よけで長袖長ズボン。
足元が濡れても大丈夫なようにしておくと良いです。

喘息がある人は、ネブライザー(呼吸器)を携帯しておいた方がよいと言われました。「持ってない場合はゆっくり歩き、無理だと思ったら引き返してください」とのこと。
これは他の洞窟でも言われました。

最初に湖畔を5分ぐらい歩きます。

平坦な道ですが、前日の雨のため、ぬかるみが多く、気をつけないと足を取られます。
ヒルがいるので、足元はきちんと覆っておいた方が良さそうです。

しばらくすると、看板が見えてきます。

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630段の階段を上ると洞窟の入り口です。
この階段は、かなりキツかったです。

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洞窟の中は比較的歩きやすく、ライトさえ装着していれば足元も見えます。

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ただし、歩道が整備されてるわけじゃないので、多分ガイドがいなければ迷ってしまったと思います。ガイドからは、「コウモリを踏まないように」と言われました。ふむとゴキが出てくるそうです。いやですね。

洞窟内は静かですが、ときどきコウモリのキーキーいう鳴き声が聞こえます。他の生き物は多分いないそうです。

中には4つの広場があり、それぞれに名前が付いています。もともとはスズの鉱山として、人が入っていたようですが、すでに操業は停止してます。

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15分ほど歩くと、反対側の出口に出ます。
写真スポットになっています。

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ここから、通った道を戻ります。

所要時間は30分くらい。洞窟自体は小規模です。

一緒に行ったDboyさんから彼がとったビデオを埋め込んでいいよって言われたので、リンクを置いておきます(埋め込みはできないようです)。リンク先をみてみてください。

https://www.facebook.com/dboystudio/videos/10157895153781344


洞窟レストラン

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テーマパーク内には、洞窟を生かして作ったレストランがあります。
パンデミック中、バーベキューやバッフェは担当者がいて、プラスチックの板越しに注文した分だけお皿に持ってくれます。

温泉

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温泉といっても水着着用で、温水のプールって感じです。
温度がいろいろです。あちこち試してみると良いです。
日本の温泉に近いのは、一番左手にある洞窟温泉かな。

もし温泉に行くなら、ロストワールドホテルへの宿泊がおすすめ。

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シンプルなホテルですが、温泉・プールは夜遅くまでオープンしているので、より楽しめると思います。

その2 最大級の洞窟「Gua Tempurung」

イポー 中心部から車で約40分にある、イポー最大級の洞窟です。

全部で4つのコースがあります。

コース1Golden Flowstone 初級 1時間以下で簡単
コース2 Top of the World   初級 約1時間
コース3 Short River Adventure 中級 地下の水に入ったり、穴を潜り抜けたりする
コース4 Ground Tour 上級 3.8キロの上級コース。

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難易度で選べますが、私たちは比較的やさしい
コース2を選択。ここでも、喘息がある人は、ネブライザー(呼吸器)を携帯するように言われました。

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「ショッピングモールを歩くのと同じだよ」と言われた通り、よく整備された洞窟で、階段と手すりまであり、電気もついてます。一緒に参加した子どもも歩いていました。

こちらの洞窟は何より規模が大きく、圧巻の広さ。
写真の奥に豆粒のように二人の人が写っているのが見えるでしょうか。

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上記の写真はわかりにくいですが、手すりが上に続いています。
上階の開放感が圧倒的でした。

広場ごとに名前がついています。

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なお、コース3、4は難易度が上がり、水の中を進んだり、ライトがないと通れなかったり、狭い穴をくぐり抜けたりするんだそうです。

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「事故の心配は?」と聞いたら、ペラ州観光局の方は、「この辺りは岩盤が硬いので、心配ない」と言ってました。

ガイドの説明はマレー語でした(頼めば英語でも可能です)。かつて共産党が活動拠点に利用したこともあったそうです。(マレーシアは戦後共産党ゲリラと戦った歴史を持っています)

以下はペラ州観光局の案内ページです。

洞窟の周囲の風景がとても素敵でした。

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それではまた!


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