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日本語は世界から消えていくのか

最近、日本語の影響力が低下しているなーと思うことが増えました。

日本語の試験が廃止されてしまった

息子が英国の中高等教育卒業試験「IGCSE」で日本語を取ろうとしたら、廃止されてしまったようです。

現在では第二外国語としての日本語は取れますが、これも2021年に廃止されるようです。公式ページに案内が出ていました。

これはマレーシアではもっとも広く採用されている「ケンブリッジ式」の話で、他の方式ではまだあるところもあります。全ての英国式が廃止ではないので、誤解なきよう……。

増えるマレー語話者

一方で、2021年よりマレー語が第一言語として正式科目になりました。マレー語はすでに第二言語の科目にはなっているので、新たに追加されたようです。

公式ページによれば、以下のようなお知らせがありました。

つまり、日本語が二科目からゼロ科目に減るのに対し、マレー語は一科目から二科目に増える。日本語とマレー語の地位が逆転しているというわけです。

一体なぜ? ということで、世界の世界の言語別使用人口というのを見ます。いろんなデータがあるのですが、以下の文科省のデータだと、すでにマレー語人口は世界9位になっていて、日本語人口を超えているようですね。

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