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大人が知らなかったり間違えたりしてもいいと思う

こんにちは。

なかなか難しい質問をいただきました。Rita-naさんは、小学生のお子さんから、こんな質問を受けたようなのです。

質問①:野本さんならば「僕の存在価値ってなんだと思う?」と子どもに聞かれたらなんと答えますか?

うーむこれは難しい。私にも人間の存在価値は分かりません。
なので、多分、まず正直に「わからない」と言います。

ただし、私から見たら、子供は存在しているだけで親に幸福を与えてると思います。それを伝えるかもな……。

そして答えは出さないで、多分ひたすら対話します。
実は、その答えは(あるとしたら)子どもが自分で出すのがいい気がします。

もし彼が何もなかったら、「人間の存在価値」について、哲学者や宗教者がなんと言ってたか、一緒に調べてみます。
これは、まさに インターナショナル・バカロレアの学校でやってることですね。

長男に聞くと、「人間の存在価値なんてない」と言ってます。
宇宙規模で見たら、人間は埃のようなものだから、と。一瞬生まれて消えてしまう存在だから、と。例えば、ブッダも「生きる意味はない」と言っているようです。

こう書くと、何だかこれが答えみたいですが、Rita-naさんの、

ーー幸せになる以上の価値なんてない。

もアリだと思います。
息子さんがなぜその思考に至ったかを聞いて、一緒に掘り下げながら、長い時間、話し合うと思います。

議論の「根拠」は用意した方がいい?

2問目です。

質問②:私は、「子どもの存在価値は、楽しい、嬉しい、夢中な状態でいる。または、それを探して知ること。」と答えを用意し、それを支える根拠に ”ミハイ・チクセントミハイのフロー体験" と "孫氏の兵法" を挙げたのですが、もし おすすめの根拠や情報をお持ちでしたら教えて頂けると嬉しいです。

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