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子どもの勉強で葛藤している方へ


こんにちは!

かえるゆうこさんのnoteに引用してもらいました。

共感する方多いのではないでしょうか。

親って子供が「学んでる」より「勉強っぽいものをしてる」ことで安心する。机に向かってると「よしよし」と思うのです。

ほとんどの親って多分、そういう生き物なんだと思う。
自分自身が、小さい頃からそう刷り込まれて来てる。
この刷り込みって、そんなに簡単に崩せない。

こんなこと書いてる私も、子供が低学年の頃は、「計算や漢字ができないと、生きていけない」と強く思ってました。私自身も、小学校低学年までは、そこそこ先生のいうことを聞く子だったので、九九だって漢字だって普通に覚えたわけです。

が、我が子は違っていて、断固として拒否してきました。うちが子供に押し付けすぎずに済んだのは、夫が「漢字なんてもう書かない時代になるよ」と言い出したから。それに周りのマレーシア人を見て、「いざとなれば、語学はいつでも学べるな」と感じたのもあった。それでも、葛藤はあったかな。

今では子供自身が、「押し付けられなかったから、自分は勉強嫌いにならずにすんだ」って書いてます。


マレーシアで聞く不満も同じです。

「先進的なインター」には、子どもを自由にさせるところも多く、学校に対し「子供が長時間机に向かって勉強してない!」とクレームがくるのだそう。インターの先生と話していると、「せっかく子供に空白を与えているのに、親が塾で埋めてしまう」と愚痴ってたりします。しまいには、「先進的なインター」から「昔ながらの学校」に子供を戻してしまう親もたくさんいます。

ただ、反対に「押し付けられたから今の自分があるんだ」「親に強制してもらってよかった」と言ってる大人もいることに注意です。
やっぱり正解はないのかもですね。

価値観が変わる世界を疑似体験する

ただし、この「(机上の)勉強ができる子が良い子」が本当にいいのか?
その価値観自体を絶対視するのは危険ですよね。

例えば、明治時代、小説は有害なものでした。

しかし文明開化まもない明治日本では、知識人が「小説を読むと死んでしまう」と大真面目に論じていた。

ここまで強硬ではないにしろ、小説は害悪だと信じる知識人は珍しくなかった。明治2年10月15日の『集議院日誌』には、娼婦らとともに小説家を取り締まることを提案する「遊娼声妓俳優雑劇小説家等改制ノ事」なる建言が議会にかけられたことが記録されている。

これ、たった150年前ほどの日本のお話です。今、「読み聞かせ」してる方が見たら卒倒するかもだけど、そういう時代があったんです。

近未来を描いた映画「インターステラー」の世界もそうでした。
食糧不足で農業が何より優先される時代。学問は排斥され、あのNASAですら、税金の無駄遣いと糾弾されて、こっそり活動している。ここでは学問は無駄なものだと思われています。

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