伝言ゲームの末端から抜けよう
こんにちは!
今回の報道を見てて、つくづく思うのは、一次情報の重要さです。
マレーシアの報道もそうですけど、翻訳される順番って、
マレー語→英語→日本語
だったりします。
ここにエラーが起きるのです。
人がやることなので。
なんで報道が曲がってしまうのか?
同じように、世界中の情報は、まず英語になるとき少しバイアスがかかります。「何を訳すか」「何を訳さないか」で決まる。
私もそうで、自分で「どの記事を訳すか」を決める。
しかも100%完璧に訳せない。
だから、私が書いたことも、疑って読んだ方が良いです。
日本語の記事だって、そうです。
みんな現代文で100点取れました? 私は取れません。「筆者が言わんとしてること」が100%わからない。読解力って80%だったり人によっては、60%だったり。母国語ですらバラつきがある。それが外国語だとしたら余計です。
元の人→取材者(取捨選択)→80%の読解力の人→60%の読解力の人
って感じのフィルターで伝わってく。
伝言ゲームの末端にあると、質は低くなる。
報道は「読者が求めること」を出すようになる
日本の報道では、国民が欲しい情報(求めるもの)を考えます。視聴率が欲しいから。
うっかりホントのこと書くと、「不安にさせないで!」と読者から「お怒り」がある。誰も彼もが読者や視聴者のクレームを恐れてる。報道機関も同じです。
だからかどうかわかりませんが、日本の新聞が海外向けに発信している内容って、日本向けの内容と全く違うことがあるのです。
あと、日本の記事は割と感情と結びついてる。
嫌韓がなんであんなに流行るか。「あいつが悪い」とはっきり言って、「そうだそうだ!」ってスッキリしたい人がいるから。ニーズがあるからです。
「どっちでもないかもね。真実はわかんないよ」みたいな記事なんて、お呼びじゃない。
みんな視聴率が、クリック数が欲しい。そうしないと食べていけない。
だから「感動秘話」とか「号泣する家族」とか「いかがなものか」とか感情に結びついた記事が出てくるのでは……。
アメリカもマレーシアも報道は公正じゃないと言われる。
それでも割と事実だけを淡々と(遠慮なく)書いてるようです。
間違いはよくありますけど。
ただし、あんまり人の間違いを強く指摘すると、自分も間違えられなくなるので注意です。その刃は後から自分に刺さってくる。
あと、SNSの有名人を、あまりに鵜呑みにするのもどうかなと思う。
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