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本当にやりたいことは「それ」なのか


こんにちは。今日は短いコラムです。

今や世界中で「好きなことをやろう」の大合唱。
しかし自分の好きなことがわかんない、って人は多いようです。「好きだ」と思っていたことが「大して好きじゃなかった」って例もあるようです。

目標だったセミリタイアでマレーシアに来たけど、1ヶ月で飽きてしまった、って人もいます。日本のサラリーマンに戻った方もいます。リモートワークを始めたけど、孤独が嫌で会社に帰って行った人も知ってます。お金持ちになったけれど、いざとなったらお金を使うのが贅沢品と旅行くらいしかなく、ブランド品や旅行、クルーズにも興味が持てない、って人もいました。

なぜこんなズレが起きるのか。

認知科学者の苫米地英人さんは、その原因を「他人の欲望をなぞっているから」と言っています。

実は「他人の刷り込み」人生を生きている説

「就職するなら大企業、結婚するなら安定した人」などというのも、ほとんどが親や他人による刷り込みの結果だというのです。

発達心理学の世界では、成人が無意識に下す判断のうち8〜9割が親のモノマネであるといわれています」
「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 」より

同様に、移住やセミリタイア、お金に対する理想にも、実は他人からの刷り込みや広告、SNSでの視聴行動が大きく影響してしまいます。

私もそうでした。
新卒時に「給料はいい方がいい」「休みも多い方がいい」「大企業がいい」という他人からの刷り込みに従って行動してました。
「幸せ」になるために行動したのに、なぜか違った。

自分のことが全然わからず、他人の価値観を刷り込まれてしまってるケースが多いので、いつまで経ってもハッピーにならない。

「他人の価値観」から自由になるのは意外に難しい

テレビ・SNSやネットサーフィンでは、他人の価値観がいつの間にか刷り込まれる。お金儲けのために他人の欲望を煽っている人もたくさんいます。

「お金を稼ぎたい」
「出世したい」
「田舎でのんびりしたい」
「マレーシアでリタイア生活したい」
「英語が話せるようになりたい」

自分の心の願望を明らかにするのって意外に難しい。

ハワイ旅行に行きたい、温泉に行きたい、MBAをとりたい、医師になりたい、こうした欲望も同様。いつの間にか、誰かに擦り込まれているものかもしれないんだそうです。

著者は書いてます。

「若々しさ」
「人々からの尊敬」
「同期の中でいちばん出世すること」
「会社を辞めて起業すること」
「田舎でのんびり暮らすこと」
よーく考えてみてください。
本当に欲しいのは「それ」なのですか。

では、どうしたらこの思い込みから自由になるのか?

私は、やってみないと何事も理解できないタイプです。なので、思いつくことは全部やってみて、自分に聞いてみることにしています。やってみると「あれ違ったな」ってすぐにわかるから、軌道修正ができます。逆に、周りの人が勧めるまま「思い込み」にしたがってやってみて、よかったなーってのもあります。

一方、筆者は、「自分がなぜそう思うに至ったのか」のきっかけを考えてみるようアドバイスしています。元々の感情を辿ることで、「原因」に気付けるというわけです。

彼がいうように、いったん外部のノイズを遮断して、静かに思考してみると、自分と対話できるかもしれません。

それではまた!

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