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祭りのあとの残り香を消す

二学期が始まり、1ヶ月ほどが経過しようとしています。

秋に体育祭などをやる学校の場合、今年は気温が高くない日も多く、助かった、という学校や地域も少なくないのではないでしょうか。

公立校で文化祭をやる学校は決して多くないと思いますが、もしかしたら夏休みからの繋がりで9月中に行った学校もあったかもしれませんね。

今年度はさすがにまだ合唱コンクールをやっている学校は(少)ないと思うのですが、少しずつ行事もやり方を模索しながら行っている学校も増えていると思います。

さて、行事と言えば、生徒作のポスターなども作成して貼り出すこともあると思いますが、行事が終わったら片付けの際に剥がしますよね。

生徒にとっても、行事で盛り上がれば盛り上がるほど、やっぱりその後の切り替えも大切だと思います。

いつまでもずるずると楽しい雰囲気を引きずるということはなかなかないと思いますが、楽しい思いも(もちろんイヤな思いをした生徒も)、さっと切り替えて次の活動に向かえるようにするために、先生方は配慮しているはずです。

ということで、今日はそんなことを考えながら、ふと剥がし忘れていた行事のポスターを処分したのでした。

こういう世の中での行事の企画も運営も、なかなか気を遣うと思います。

担当になっている先生はヤキモキしているのではないでしょうか。

基本的には、前年踏襲ができるものが多いはずですから。

もちろん、改善点はできるだけ知恵を出し合って解決しながら進めていくと思います。

前年踏襲がいいのは、異動してきた先生でもどうにか回せるというのと、周囲の教員でもやり方がわかっているとサポートに回ることもできるという点。

安易な前年踏襲はもちろん問題も少なくないですが、行事の後の反省、アンケート、その他を活用してよくしようとはしているはずです。

そんな苦労もきっとある中で開催された行事。

何かと制限も多かったと思いますが、非日常を経験できて生徒の表情も少し違って見えたのではないでしょうか。

様々な制限がある中での行事。

いままでよりも小規模であったとしても、気持ちの面での高揚はいつも以上なのかもしれません。

だからこそ。

終わったものの残り香はちゃんと消す。

切り替えて、また新しい日常を迎えられるように。

剥がし忘れたポスター1枚の後始末をしたというちょっとした出来事でしたが、その裏側にあるであったかもしれない、教員と生徒に少し思いを馳せながらnote記事をしたためてみました。

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