妖精さんと妖怪さんのお話

あなたの職場にもいますか?

妖精さんと妖怪さん。

これらは俗称であり、いわゆる「働かないおじさん」のお話です。

妖精さんというネーミングはいつからあるのかは定かではありませんが。

かつてはバリバリと仕事をこなしていたのかもしれないけれども、定年退職も見えてきて、最後まで走りきれば安泰、のようにモチベーションを失った中高年のことを揶揄してつけられたネーミングです。

ひょっとしたら、自分の職場にもいるのでは。

ちなみに、私が勤務してきた学校では、ちょこちょこいましたね。

最初の学校(公立)では、授業は全て録画したビデオで済ませるような先生。

基本的に定時退勤。

部活動もやらない。

当然、担任ももたない(もてないand/orもたせられない)。

ひょっとしたら、異動の際のジョーカー的な扱いなのかもしれない。

2つ目の学校でもいたのかなぁ。

明らかに、仕事をしているようにあくせくしているんだけれども、やっていることに意味がないとか、時間がかかりすぎるタイプの先生方がたくさんいらっしゃった記憶があります。

いろんなタイプの妖精さんがいると思います。

3校目の学校はいなかったと断言できる。

そもそもそういう風潮を許さない学校だった。

とにかく、やたら他人に厳しい。

ちょっとでも失敗したり、ミスをしようものなら、併設校に異動させられるという校内人事も見え隠れする学校。

まぁ、言い始めるとキリがないですよね。

しかし、この妖精さん、日本の社会構造的にある意味でやむを得なかった部分もあるし、制度的にもある程度はまぁ、寛容的に見られていた現実が今まであったと思います。

しかし、これからの時代(アフターコロナ)では、そうもいかなくなるかもしれません。

先日、日本電産の社長がインタビューで答えていましたが、「在宅ワークをしたほうが、営業成績が上がった人もいた。」と言っていました。

自分で自己管理ができるのかという点がとても大きいと思います。

そして、今までの年功序列のようなものではなく、成果報酬のような人事評価のしかたも考えていかないといけない、というようなことを言っていました。

今後、日本は若年人口が減っていき、定年も伸びていく(or再雇用の推奨)も進んでいくのかなと思います。

60歳で終わりだからまぁいいだろう、という風潮が通じなくなる可能性がでてきています。

一般企業でさえ、これに気付いています。

教員の業界はどうでしょうか。

未だに自己評価と管理職の面接をやっているのでしょうか。

気に入られるかどうか、管理職の当たり外れもあるような人事考課制度で果たしていいのか、疑問にも思えてしまいます。

また、タイトルにあるように、最近では妖怪さんという人たちもいるようです。

妖精さんは、その方の無気力や能力のなさにより、ある意味では周囲への被害は少なめなのですが、妖怪さんは周囲に積極的に迷惑をかけるタイプ。

いずれにしても、自分の30年後は、こういう風に呼ばれていたくはないものですね。

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