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健康診断で看護師さんとサービス業について語った話

夏休み中に、多くの職場で職員健康診断があったと思います。

公立で勤務していたときは、市内の小学校に行って受けた記憶がありますね。

何日か日程が設定されていて、合わなければ、自治体の中のまた違う小学校で設定されていたタイミングで受けに行く、という感じだったと記憶しています。

今働いている学校では、1日健康診断の日程が設定されていて、自分の学校でやっていただいています。

その時のお話になります。

事前の問診票の中で、自分の職種の欄をどうしようか迷っていたことから発展したお話です。

職種の選択肢の中には、教育がなかったのです。

さて、どうしたものかと他の選択肢を見ていた所、「専門職」という職種と「サービス業」という欄があったんです。

どちらか決めかねていると、看護師さんに「先生は専門職でしょ」って言われてしまいました。

私は「サービス業みたいな要素が年々強まっていますけれどね(苦笑)」と答えてしまいました。

看護師さん「それは私達もいっしょですよー」

私「そうですよねー、患者さんの中でもクレームをつけてくる人も少なくなうでしょうし、下手したら訴訟にもなるでしょうし。モンスターペイシェントって言葉もありますしね。」

看護師さん「本当ですよー。特に子どもが関係するところはみんな嫌がりますね。産婦人科とか小児科とか。」

私「なるほどー。親が子どもに対して心配しすぎる、というところはどこの業界も似たようなものなんでしょうかねぇ。」

看護師さん「このままだと産婦人科医とか小児科医とかいなくなっちゃいますよ」

私「学校の先生だって、東京都でついに採用試験で倍率が1.0倍になってしまった教科もありますしねぇ。いなくなってみないとわからないんでしょうねぇ。」

看護師さん「本当にそうですよねー。」

とまぁ、こんな感じの会話でした。

親だから我が子がかわいいのは当たり前なんですけれども、それも度が過ぎてクレームなんかを頻発してしまうと、結局は自分で面倒を見てよ、というふうになりかねません。

教育ももしかしたら同じかもしれませんね。

何でもかんでも学校にまかせてきたここ数十年がありましたが、なり手がいなければ、自分の家庭で教育しなければいけません。

本当に家庭教育力が問われてしまう世の中になってしまいます。

日本の識字率が高いのも、義務教育のおかげだ、というところも絶対ありますし、学校は本当は欠かせない存在だと思いますし、教育は国の根幹だと思っています。

教員の質の低下の議論もありますが、そもそも業務量が増大しているから質が低下するのも当たり前という論調もあります。

いずれにしても、早くどうにかしないと、国が崩壊しかねない、とも思ってしまいます。

それは、教育の面でも、もちろん、医療の面でも。

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