部活がなくて唯一困ること
こんばんは。
世間では、センバツ高校野球が中止になったことが話題になっています。
休校とともに自動的に部活動も禁止になった学校さんも多いことと思いますし、他の競技との整合性がとか、大人の利権の話とか、いろんな議論がなされていますが、素直に高野連の英断と認めている人もいて少し安心しました。
さて、私の勤務校も例にもれず、休校&部活禁止になっております。
部活もなく、年度末処理をそこそこのペースで落ち着いて消化しているので、例年になく作業がはかどっています。
唯一部活がなくて困る(?)と思うのは、新年度にバタバタしなければならないこと。
例年、春休み中に、新2年生に先輩としての接し方とか、後輩にどう教えるのかとか、言葉の選び方とか、そういう「仕込み」を行っているんですよね。
今までは1年生として先輩に甘えてきたけれど、これからは逆に自分が先輩になるというちょっとした緊張感をはらんだモラトリアム期間とでもいうのでしょうか。
この期間は、普段はお調子者の生徒でも、緊張して素直になったりするので、その補正を利用していろいろ伝えたいことを伝えたりしています。
本人が聞こうとする気持ちになっている時だと普段の2倍3倍の効果があるわけです。
そうして春休みをきちんと仕込んでおくと、新年度始まってからがものすごくラクなんですよ。
ここ数年間は、平日の練習も毎日は見に行っていません。
たまに顔を出してきちんと新入生に教えられているかをチェックしに行く程度。
部活を自分たちで回しています。
おかげで新年度でバタバタする日々の放課後が有効に活用できるわけです。
加えて、今年の新2~3年生はレベルもモチベーションも高いので、春休みはしっかり練習させてあげるつもりだったんです(もちろん見たり見なかったり、つかず離れずの関係を維持したまま)。
いい形で好循環に持ち込む予定だったんです。
ところが、それができなくなってしまったので、生徒たちもフラストレーションも溜まっているだろうし、練習再開してからが1つの勝負になってくるからこちらも丁寧に接さないといけない。
逆に、練習できるありがたみなんかを感じてくれて、今まで以上に練習に熱が入るくらいかもしれない。
まぁ、その分こちらも今の時期に充電しておくわけなんですが。
部活指導に対してネガティブな方も多いですが、年間を見通したり、忙しい時期をどのようにやり過ごすのか考えたり、生徒の力を信じたり、関係性を作ったり、工夫すると意外と力を入れないでも県大会レベルには行けちゃったりしますよ!
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