5分でわかる化学反応式の係数合わせ!(解説動画つき)実は当たり前の王道3ステップで迷わず簡単解決!
解説動画は以下をご参照下さい。
ということで、多くの中学2年生が苦手にしてしまう化学反応式の係数合わせ。
中学時代はとりあえず丸暗記で乗り切った人もいるかもしれませんが、高校1年生(高校2年生)の化学基礎でその丸暗記は裏目にでます。
化学反応式は無数に出てくるので、全て暗記するのは非現実的です。
この際、ちゃんと向き合って取り組んでみませんか。
対象は中2の生徒(メタンCH4とか出てきちゃってますけれど)と高校1年生~高校2年生で化学基礎を学ぶ生徒かなと思っています。
(高校で理系を選択した生徒は、酸塩基の反応や酸化還元の反応も意識しながら化学反応式を書けるようになってください。)
もちろん、世の中には既にこの手の動画は多数出回っています。
ただし、最初の段階でおさえておきたいこと、係数を合わせていく上でなぜこの方法がいいのかを論理的に説明している動画(と手法)は意外と少ないと思っています。
ということで、化学反応式の係数合わせの最初にして最大のポイントは
最も複雑な物質の係数を基準の「1」にする
ことだと思っています。
上の動画の方法では、原子の数を逐一数え上げる方法はとっていません。
自分で基準を決めて、その決めた基準を元に残りの係数も決定していくという流れになります。
最も複雑な物質の係数を基準の「1」にする理由は単純です。
たくさんの種類の原子について手がかりが増えるから
です。
係数合わせを考える時に、どの種類の原子から数合わせを初めていいのかわからない、と感じている人もいると思います。
あとは、係数合わせをややこしくしてしまう原因として、「こっちの原子の整数倍にともなって別の原子も整数倍する」という作業がつきまとうからではないでしょうか。
これらの問題を同時に解決するのが上記「最も複雑な物質の係数を基準の「1」にする」なんです。
無事に基準を決めることができたら、あとは
登場回数の少ない元素から数を合わせる(分数OK)
でおしまいです。
登場回数が少ない原子の数合わせはもちろん合わせやすいからです。
それと同時に、係数が決定した物質が増えていくと、化学反応式の中に何度も登場する原子の数の候補も絞られていき、それらの原子を含む物質の係数も決定しやすくなっていくからです。
パズル要素が強い作業工程で、こんなの当たり前でしょと思う人も少なからずいらっしゃるでしょう。
逆に、全然違う教え方をされていて、違和感があった人もいたかもしれません。
このnoteは、どちらかというと中高生向けに書いた記事になります。
もう少し先生目線で書いた記事はブログに掲載してあります。
書いてある内容はほぼ同じですが、指導する際に口で添える言葉のヒントになるかもしれません。
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