『教職研修』10月号では、「教師の仕事を選んでもうらための働き方改革も含めた【本気の議論】」と、「【ChatGPT】を活用した校務時間の縮減アイデア」の2つを特集。
2023年8月の中教審特別部会では、教員の働き方改革に関する緊急提言が出されましたが、2つの特集もこれと関連し、学校現場の喫緊の課題に対応するためのタイムリーな内容となっています。ぜひ、ご活用ください!
特集①:「働き方改革」、給特法、質の高い教師 の確保――教師という仕事を選んでもらうための本気の議論
2019年の中教審答申においては、学校の「働き改革」の推進が掲げられました。それから4年、より自分らしく働ける職場が重視されるなか、社会から「ブラック職場」認定されたにもかかわらず勤務環境の抜本的な改善には至らないままの学校現場は教師不足、教員志望者減に苦しんでいます。
このような状況のなかでなされた2023年5月の中教審への諮問では、教育内容の高度化に対応すべく質の高い教師の確保をめざして、教職の魅力向上のための働き方改革の加速や給特法改正が企図されましたが、そもそもこれまでの「働き方改革」の流れや今次諮問の方向性を検討していけば、本当に「質の高い教師の確保のための環境整備」につながるのでしょうか。
今、人々はどんな働き方を求めているのか、「質の高い教師」とはどういう教師像なのかをふまえて、教師という仕事を選んでもらうための本気の議論をします。
特集②:「ChatGPT」校務時間の縮減アイデア!―ぐっと身近になったAIを使いたおす
大量のデータをもとに自動的にコンテンツを生み出す生成AI、なかでも使用者が入力した質問に対して人間のように自然な対話形式でAIが答える「ChatGPT」が、その手軽さや利便性から急速な広がりを見せています。業務の改善や負担経験につながる画期的ツールだとして業種を問わず導入方法が検討されるなか、2023年7月、文科省は学校現場における活用指針を出しました。
そこでは、留意事項も示す一方で、教職員の校務改善等への活用が期待されています。とはいえ、新しい技術は実際に使ってみないと理解が及びませんし、「こんなに便利なのか」と試したくなるアイデアが求められていると思います。
そこで、いち早く試行錯誤されている先生方から、ChatGPTの活用案や留意事項についてうかがい、教職員や管理職自身の校務改善、ひいては校務時間縮減(働き方改革!)につなげる可能性を探ります。
月刊『教職研修』は、校長先生、副校長・教頭先生の自主的・自律的な学校経営を応援する研修誌です。
社会情勢、文教施策や教育時事問題をふまえて、学校管理職がどのように学校経営に取り組むべきか、ていねいに解説します。
学校管理職選考対策では、全国都道府県・政令指定都市で行われる選考問題をいち早く掲載。「管理職の目線」を学べる連載も充実しています。
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