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【SES日記】第5章②人間関係のストレスは改善するも出社困難

エンジニア歴4年目の今日この頃です。

実は前回の記事を書いたその日に体調を崩してしまいました。
それをきっかけに「健康が何よりも大事」と改めて意識するようになりました。

表に立ってくれる人のちょっとした表面のカサカサに傷ついているの馬鹿らしい、最終的には守ってくれる人なのに、なぜか「敵」と認識して気を張っていました。
(おそらく彼らも慣れない環境に気を張っていただけかも)

結果として、人間関係のストレスはほとんどなくなったのですが、ローコードツールに苦戦しまくった1ヶ月でした。
また、新たな問題として出社ができなくなってしまい、現在在宅勤務をしております。

そんな2ヶ月目の記録です。


作業実績

計21日、実働時間合計173時間程度(残業15時間)
・ローコードツールによる画面モック作成
・Git手順書作成
・検索処理実装

私たちのユニットはチーム内で唯一前倒しているのですが(他ユニットはお客様都合で遅延)、他と違って遅延したら自分たちのせいなのでプレッシャーはありました。
そのプレッシャーを感じていたのは私だけだと思います。
私だけがこんなに残業していました。。
中途半端で気持ち悪いというのもありましたが。

いろいろな不安

先月の終わりくらいから不安の症状が強いなと思っていました。PMSだとは思っていましたが、主にGitについての不安でした。
Gitは前の現場でもその前の現場でも経験があります。EclipseでのGit操作も慣れています。

しかし、この現場は今までで一番規模が大きく、マージするブランチが増えるのと、ローコードツールの特性上コンフリクトが起きやすいとのことでした。
現状ざっくりとした一部分の手順書しかなく、それをどう組み合わせて、一番上のブランチから最新を取ってくるのかが分かりませんでした。

一番先行している私がGit操作し手順書を作ることになりました。
「チームのブランチを好きにしていいから」と言われましたが、操作するたびにドキドキで、いろんな資料やネットの情報を見ながらやりました。

結果として、なんてことありませんでした。
少しずつ分解して、少しずつやっていけば、問題なくできました。

他にもチーム内で先行しているプレッシャーがありました。
他チームとのチャットはありますが、関わりがほとんどなく聞きにくかったです。

また、設計書はローコードツール特性を盛り込んだ記載が必要なのですが、設計担当はローカル環境がないので、製造担当がフィードバックするしかなく、それも大きなプレッシャーに感じていました。
(製造の不備は私のせい、設計の不備も私のせいみたいな。ユニットは設計担当1名、製造担当3名いるのにこの考えはおかしいと思いますが、そう考えてしまっていました)

人間関係のストレスが改善した

前回の記事で書いていたように、自社のリーダーや設計担当を敵視?勘違いしていました。

あまりに設計担当の言葉や考えに耐えられなくて、リーダーに助けを求めて助けてもらったり、たまたま帰りが一緒になって「設計担当の言葉がきつい」ということを話したら親身に話を聞いてもらえました。

それを自社のマネジャーから本人に伝えられたかどうかは分からないのですが、その後「言葉がきつい」と感じることはありませんでした。

私も改善したことがあります。
リーダーに話して気づいたのですが、「自分がやられて嫌なことはしない」ということです。
私がついやってしまう「確認依頼されていないのに設計書を見て、不備に気づいて指摘する」というのがあります。
「指摘」ではなく「気づいたことの連携」という形なのですが、箇条書きにしている箇所は敬語ではありませんでした。

それを自分がされたらどう思うか考えた時に、イラっとする、きつく捉えてしまうと感じました。
確認依頼していないのに指摘されたら、悪いとこ探しされているような嫌な感じもします。

せめて丁寧語、敬語、相手の敬意を払うように気をつけました。
それもあったからか分かりませんが、嫌なことを言われることがなくなりました。

また、正直に自分の感情を言うようになりました。
これは不安だとか、こう感じたとか。
腹割って話せば向こうも腹割ってくれるタイプなのかなと感じます。

人間関係のストレスは解消したのに、この月の最後に私は出社できなくなります。。

サーベイで精神状態がめっちゃ悪い結果に

うちの会社では毎月1回、このひと月を振り返って、体調や精神面のアンケートに答えます。

毎回メンタルの値が低い私ですが、今回100点中1桁という結果になりました。

その回答している時はさほど悪くなかったのですが、「このひと月を振り返って」とあったので思い出しながら回答しました。

結果に笑ってしまったのですが、この後出社できなくなるので、メンタルの値が悪いと、実際に症状として現れてしまうのだなと実感しました。

定期的な1on1があれば良かったのになと思います。

今期の目標

人事考課の目標シートを、この会社では初めて書きました。

いつものごとく目標高く、盛り込み過ぎました。

今年初めにつぶやいた技術寄りの目標とも変わってしまって、メンタル改善・勉強がメインとなりました。

将来のキャリア像も変わりました。
私はPL、PMになりたいと思っていました。
私の定義として、「リーダーとは進捗管理をする人」というのがあり、進捗管理をする立場になりたいと思っていました。
しかし、この現場におけるリーダーはプロジェクトが大規模すぎて、進捗管理をする人ではなく、進捗報告する人になっています。

ほとんどが内部や外部の調整業務です。
私はそういうのが苦手なので、それメインではやりたくないなと思いました。

ミーティングに参加していればいいのかと思いましたが、見積もりやスケジュール変更等の作業があるようで稼働も爆上がっているようです。

私はお客様と調整するよりも、働くエンジニアに目を向けて、困っている人を助けたり、精神面の悩みを聞いたりする人になりたいと思いました。

お客様は困まりごとがあってシステム開発依頼をしているから、「お客様の問題解決をしたい」と思っていました。
実際お客様と関わってみて、困っているエンドユーザーの声は直接聞けず、システム開発推進部門がやらされでやっているという感じを受けました。
(エンドユーザーとの打ち合わせは参加できないので残念でした)

そのため、私のように働く中で困っている人を助けたいと思いました。

ローコードツールに苦戦

検索処理のロジックやSQLが、ローコードツールで問題なくできるかの確認をすることになりました。
SpringBootや.NETなら検索処理を1から作成した経験があるので、それらのフレームワークなら1日でできるだろうと思います。

しかし、実際は一週間やってもできませんでした。
他のメンバーはなかなかお客様から画面レイアウトが来なくて、ローコードツールの勉強をしていましたが、私はそういった勉強する間もなく実践に入ったので、多少の勉強時間として時間を使うのはいいかなと思っていました。
進捗も1ヶ月ほど前倒しての着手です。

元々質問が苦手で、一人でねばりすぎて時間が過ぎていきました。
精神的なストレスでいっぱいになって、ユニット内で現状と気持ちを共有しました。
結果、もう一人の製造担当と手分けすることになり心が軽くなりました。

私は助けるのは大好きなのですが、助けを求めるのが本当に苦手です。
自分の気持ちはチャットで書けるようになりましたが、そもそもの言語化が苦手でチャット送るまでに時間を要します。

「ローコード使いにくい」というのは、経験した人みんな共通認識としてあるようで、自社内の話し合いの場で共有できたのもよかったです。

具体的に以下のような点に苦戦しました。
・ネットに情報がなく、PDFでキーワード検索をするが、何百とヒットするので目的の情報にたどり着くのに時間がかかる
・Springなどの経験がある人にとって直感的に理解しにくい(ローコードツールの制約があって、変な実装の仕方をする)
・タブやプルダウンなどで設定するので、参考に他画面のファイルを見ると見にくい
・プロジェクト内でサンプルとなる手順書が少ない・分かりにくい

こんなに時間をかけて、苦労してローコードツールで実装できるようになっても、これが他の現場で開発経験と認められなかったら悲しいと思いました。
このツールの経験は、同じくこのツールの案件でしか活かせないだろうし、今後もこのツールを使いたいとは思いませんでした。
早くこの現場を脱したいと思いました。

同じ時間かけるならネットに情報が溢れていて、市場価値の高い、PythonやReactを勉強したい思いでした。

過去の失敗例から、うちのチームはスクラッチ開発経験の長いベテラン勢を集めているのですが、正直無駄遣い感があります。
とはいえ、経験が浅い人は汎用的なJavaとかの案件がいいと強く思います。

アジャイル開発ができているかといえばそんなことなくて、私はただこのローコードツールの奮闘をしているだけなのですから。

出社がつらい

私は3月下旬とGWに電車内でパニック発作のようなことが起きた経験から、この5月はたまに電車が不安になりました。

飴を舐めたり、音楽聞いたり。お腹が痛くなければいいという認識でしたが、5月の下旬から暑さもトリガーになると感じました。

電車内の不安だけでなく、みんなの前で話す時に相手が理解できているか不安になって頭が真っ白になったり、家でリラックスしている時に漠然とした不安が湧くことがありました。どちらも普段なかったものです(大学時代にはありましたね)。

日曜の夜にお腹を壊して、月曜日出社するのが怖くなりました。
5月は体調不良で休んだり、たまに在宅にする人も多かったので、初めて午前休にしました(有給がないので給与引かれる。。)

体調についての日記は別のnoteに書こうと思うのですが、月曜出社の際に運悪く電車が途中で止まってしまい、「もう出社するのは怖い」となりました。
念のためPCを持ち帰りましたが、結局甘えてしまい在宅にさせてもらいました。

在宅で一時はホッとしましたが、電車に乗る経験が減ると不安が増すため、早く出社に戻さなきゃと思いました。
そう思うと夜が寝れなくなり、次の日また在宅となりました。
リーダーには正直に、電車に乗ることが不安なことを話しました。
つらい思いに寄り添ってくれ、体調優先で在宅で良いこと、設計担当も了承とのことでした。

体調が改善したので何度か出社しようとしましたが、「明日は出社しよう」と思うと体調が悪くなったり、寝られなくなり、また悪化するという形でした。

在宅で幸せに思える人ならいいですが、私は元々出社派で、出社の方が仕事に集中できるし、話さなくてもみんなの姿や話し声を感じられるだけでよかったです(私たちユニットは隣同士でもほぼチャットでしたがw)。

ただ、5時台に起きて、1時間満員電車に乗って通勤する生活に戻ることは困難でした。
そのため、精神科と物件を探しました。
精神科は幸いすぐに予約できましたが、物件は申し込み済みばかりですぐに引っ越すことは無理そうです。

一応出社奨励でみんな出社している中在宅している申し訳なさと焦り、永遠にこの現場で働けるわけではないのでいつか終わりが来る、これからどう職を見つけたらいいのだろう、どう生きたらいいのだろうという不安でいっぱいでした。
(転職したいと思っていたのに、在宅できる今の現場にしがみつく方が得策ですね)

さいごに

前月は人間関係へのストレスを抱えていましたが、実際はとてもメンバーに恵まれていました。
自分が変な妄想をしていただけ、自分で自分の首を絞めていただけですし、徐々に自分の中のものを吐き出せるようになりました。
しかし、電車に乗るのが不安になってしまい、これから私はどうなってしまうのか、不安で不安でたまりません。
私にとって無理のない方法を模索していく時なのかなと思います。


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