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京津畑日記 第47週 5月24日〜5月30日

自伐型(小規模)林業を通して山と経済の循環を起こす山守を目指しています。
改めまして2023年7月に広島県広島市から岩手県一関市大東町に移住した地域おこし協力隊のMです。

ようやく京津畑の作業道作りで、最初の伐倒を行いました。夏に橋本光治先生が来られるまで、進みながら考えていける時間をマネジメントしながら増やしていきたいと考えています。

それではどうぞ。


5月24日(金曜日) 休み、板材、NOTE

自伐型林業の先輩に、板材をもらいに行く。

節があったり汚れているものもあるけれど、数があるだけ有難い。床下に敷くから節も気にならない。

うーん、あとは床下の湿度管理だな。総合的な専門家に相談したい。

5月25日(土曜日) 京津畑作業道

バックホウのメンテナンスから。工具一式を研修林の林内作業車に置いてきてしまった。自治会長にスパナを借してもらいましたが、緩んでいたのではなく、遊びのためのゆとりでした。

芯が抜けないようになっていただけ。

午前は道を作りながら進む。昼ごはんは、仲間が食べたことがない清庵弁当。やまあい工房さんの特製です。2日前までの予約です。

しどけのお浸し。桑の葉の天麩羅。ウドのきんぴら。筍ご飯。桜餅。など

午後イチ、伐倒。京津畑の作業道作りを始めて、道の改修しながら進みましたが、いよいよ伐倒しながらの作業道作り。

約28m。

偏心木ですから仲間と協議しながら、重心、伐倒方向、道具を設置。

受けを作って、手直しの途中でガス欠! マジか!!俺!!!

情けない事でございます。

気を取り直して、追い口をつける。しかし倒れない!
楔の二枚重ね。それでも倒れない。

ロープを引く!それでも倒れない。

左に傾いているので、左のツルを弱める。切り込む。
右のツルを弱める。切り込む。
動いた!!!

ズーーーン
切り口
元口

予想通り、近くの枝にかかり倒れるまで時間をかけた。最終的に、木が行きたい方向に倒れる。協議の中で方向を定めた3方向のうちの1つだった。橋本先生がつけてくださった作業道予定のど真ん中。

緊張感のある濃厚な時間。

一息ついて玉切り。伐倒で狙ったのは、山側へ寝かせ葉がらし乾燥。ところが作業道の真ん中なので、玉きって脇へ寄せる。

玉切りは、2回やって2回とも挟まれる。。。。。

仲間に救出してもらう。

研修とは全く違う、実践編の始まり始まり。

5月26日(日曜日) 山がっこ草刈り、借家の片付け、農作業

早朝、京津畑交流館の山がっこ周辺の草刈り。集落総出のイベント。

昨年の5月27日にMは始めて京津畑に来ました。そして泊まった山がっこ。そして朝、草刈り機の音で目が覚めました。着任は7月でしたが、この時から始まっていましたね。

朝の気温3℃
女性陣は草取り

1時間で終わり解散。朝食後、借家からたくさん出てきていた物を仕分ける。

夕方、農作業。畑の羊蹄除去とタネを植える。

5月27日(月曜日) 研修林の集材、借家の大型ゴミ

午前中、集材作業。
仲間と作業ですが、刈払い機を持って来るべきでした。草が生い茂っていました。手鎌を持ってきていたので、轍だけシャッと払う。

林内作業車2杯分。写真は、前回の丸太も含まれる。

散らかった現場。

家で実験した軽トラックを使っての方法を実践してみました。作業者と比べると上手く早く運べて五本。午前中だけで合計19本(2m材)。

0.18m×0.18m×2m×19本=1.23m3

作業は午前で終わり、午後から雨の予報でした。が、降っていない。借家の先日のマムシ事件を反省して、思い切って清掃センターへゴミを運びにいきました。

積み込んだ後
諸々と。

夕方からの作業で4時15分に大東清掃センターに到着。間に合わなかったらどうしようかと思ってました。無事に降ろし、お金を払いクリア!

帰宅後は、家周辺の刈払いを30分ほど。仕事が捗った!嬉しい!!スッキリ!!!

5月28日(火曜日) やまあい工房の手伝い、動画視聴

惣菜売りが雨のため休止。よってやまあい工房さんの手伝いは無し。そこで地域おこし協力隊専用の動画視聴。

午後から加藤隊員たちと雨の作業道チェック。雨量が多くなかったため、水の流れは見当たらず。
橋本光治先生のルートをイメージ共有しました。

道幅を測る

5月29日(水曜日) 研修林の集材

加藤隊員と2人で作業。午前中、4m材を2m材に小斬り、土場まで搬出。

ぬかるんでいる箇所。手を加えたい所ではあるけれど、、
午前中、1車分。

午後は、午前の残りの2m材を積み込む。

たくさんあります
合計17本

林内作業車2車分、3車目を積み込んで終了。効果的な仕事が出来、良かったです。この調子で終わらせていきましょう。お疲れ様でした。

5月30日(木曜日) 研修林の集材

苗箱の回収が昨日で終わった留奈隊員も揃い3人で作業。

午前中、谷に斜めに置いてある4m材を滑車を使って引き上げました。加藤隊員が用意してくれた、チェーンスリングとが良い働きをしてくれました。

台付け用のワイヤースリングより、引幅が長く取れるので良いです。重いのは頑丈な証拠。パルプ材を4m材のままでは土場で玉切りできないので、引き出しては切っています。

v字に引き上げる。
いざ土場へ
加藤隊員が留奈隊員にブーたれている?笑笑
よいしょ。体の使い方がよろしくないですね。
肩が上がって力んでいるだけ。

おまけ 書籍

イラスト多く馴染みやすい。

ほんの終わりに木を切る件があるのだが、

小規模林業向きな紹介ではなく、大規模な伐採作業むきで書いてありました。そこは外国のやり方である。小規模で丁寧な山を作っていきたい。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

来週は、森の散策路、家の改修などです。

どうぞお楽しみに!

妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。

https://note.com/kyotuhata_r/


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