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【最後は爪】ていねいに書く雑文~その71~20220807

【最後は爪】
もう全部最後は爪なのよ。何についての最後か。それは掃除。それは洗い物。

なんだか分かんないけど、こびりついている系のものには爪でこそぎ取るのが最適解。柔らかいスポンジで取れるようなものなら苦労はしない。きっとスポンジで掃除をする人もスポンジの上で爪を立てているはず。

特にフライパンなんかには爪が有効。炒めたり焼いたりすると、ソースやらタレやらがフライパンにはガッチリと付着している。タワシだと傷がついちゃうし。そんなときはやっぱり爪。こういう汚れをいきなりスポンジで取ろうとすると、スポンジが汚れてすぐダメになっちゃう。

あとは、炊飯器の内釜にこびりついた米ね。要はこびりつきには爪。このへんのプライドを捨てられるかが意外と大事な気がする。スポンジでいくら撫でたって取れないんだから。あ、もちろん水には浸けて置いとくよ。その後の話ね。

結局最後は爪。あ、もう話すことがなくなった。

関係ないけど「ツメが甘い」って「詰め」のことよね。仕上げっていうか。わたしは基本的にウッカリさんでボケっとしていて、キョロキョロしているので、たぶん、詰めは甘い。So,Sweet.
自分では割としっかり者だと思っているあたりは少しタチが悪い。

無理矢理ライターの話にすると「推敲がザル」ってのが「詰めが甘い」にあたるかなと思う。正直に告白すると、わたしはそんなに推敲しない。読み返しはするけど、ひと晩寝かしたりはしない。

さっさと出してスッキリしたい。ついでに言うと、納期当日に提出することも多いので、そこからひと晩寝かすと納期オーバーになってしまう。

誤字や脱字のチェックとか、くどい言い回しになっていないかとか、あまりにも同じ語尾が続いてるとか、そんな基本的なことはチェックするけど、「もっといい表現があるのでは・・?」と頭を抱えたり、うんうん唸ったりはしない。もう「出来た!よっし完璧!」というテンションで終わりたい。

出来たときが100点。できれば減点したくない。今日100点で明日も100点、死ぬまで100点が理想。老後のことは考えるけど考えたくない。

となると理想の寿命は何歳だろうか、なんて思ってしまう。最期くらいは詰めを甘くしないようにしたいですね。


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