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【思わせぶり】ていねいに書く雑文~その39~20220706

梅雨が明けて夏だと思ったら、またしばらく雨が続くらしい。思わせぶり。こういうのを「戻り梅雨」というのだと、教えてもらって知った。

雨が降らなきゃいろいろと困るのは分かる。そんでもって降りすぎても困るのも分かる。とはいえ、「よっしゃー!雨だ!」と思うシーンは少なく、雨にポジティブな印象を持っている人もそれほど多くないだろう。

降らなきゃいけないのは分かるので、「こんぐらい雨降ったらいいのに目標」みたいなのがあれば、ちょっとは楽しくなるんじゃなかろうか。目標達成率みたいな、棒グラフが雨の度にグイッと伸びるみたいな。

おまけにいうと、満タンになると、何かいいことがあるといいよね。豊作に感謝して翌年の祝日が1日増えるとか。

戻り梅雨が、どれくらい続くものなのかは知らないけれど、1週間とかそこらなら我慢したい。1か月続くんなら勘弁してほしい。それは忘れ物を取りに戻ったんじゃなくて、「梅雨2ndシーズン」だと思う。

外食で、「今日のランチは何にしようかな~」というとき、食べたいものが浮かんで「〇〇の口」になることがある。ラーメンの口とか、カレーの口とか。あれも、一種の思わせぶりだなと。

割と「〇〇の口」の呪縛は強く、なかなか逃れられない。自分の中では完璧に「ラーメンの口」なのに、「いや、カレーでもいいよ?」とか言っちゃう。思っていないのに平静を装いがち。ギリギリのところで、自然な感じでラーメンに誘導しがち。それでも「カレー」って言われたらカレーを食べて、それはそれで割と満足するんだけど。

思わせぶりで損をすることもありそう。何かに対して「する」とは断言していないのに「する感じ」を出しちゃうことで相手に誤解を与え、「しなかったら」評価を下げる的な。「掃除しようと思う」って言っただけなのに、今日することになってた、のような感じ。それで「いつやるの?」みたいな感じになったりして。

八方美人というか、どこにでもいい顔をすることで、思わせぶりが生まれていそう。そういえば、会社員だったころ「社内の人をほめよう!」みたいなキャンペーンがあった。紙が配られて、ひとりあたり4人くらいに匿名でほめる言葉を書くみたいなやつ。ほめられた側は、誰からのメッセージかは分からないけど、内容は分かる。

ありがたいことに、おほめのメッセージをもらったことがあった。そこには「人が面倒くさがるようなことでも、イヤな顔をせずにホイホイ受けてくれます」と書いてあった。

ほめられたことは嬉しかったが、「これってほめ言葉か?」「あいつ、なんでも安請け合いしてくれて楽だわ。みたいに言われてるだけでは?」なんて思ったことを思い出す。いや、これはちょっと話ズレたな。







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