見出し画像

【何に溶けてるの?】ていねいに書く雑文~その96~20220901

【何に溶けてるの?】
ジュースでもチューハイでもビールでも、何かしらの液体に何かを溶かしたり、加えたりして作るんだと思う。ペットボトルや缶のラベルには、原材料が書いていて、これは量が多い順に記載される。

たとえば、ジュースなら砂糖や果糖ぶどう糖液糖、缶チューハイならウォッカ、ハイボール缶ならウイスキーが最初に書いてある。

ただ、待てよと。缶のチューハイやハイボールのアルコール濃度はせいぜい9%。100%のアルコールがあるとして、500㎖缶にその9%の45㎖が入っている計算になる。
となると、ウォッカやウイスキーそのもののアルコールは40%とかで、純アルコールよりも度数が低いので、缶の内容量に占めるウォッカやウイスキーの量は9%にならない。ざっくり計算すると、500㎖中の112㎖くらいはウイスキーが入ってることになる・・よね?たぶん。

いや、ややこしい計算をして何がいいたいのかと言うと、ハイボールでもチューハイでもウイスキーやウォッカを「何かで割ってる」はずだと。ハイボールなら、ウイスキーを炭酸水で割っているはず。

なのに、原材料には「水」とも「炭酸水」とも書いていない。たとえばサントリーの「角ハイボール缶」の原材料は「ウイスキー(国内製造)、レモンスピリッツ、食物繊維/炭酸、酸味料」となっている。ここでの炭酸は記載してある順番からして「炭酸水」ではなく「二酸化炭素」だろう。水に二酸化炭素を溶かして炭酸水を作るんだから、炭酸は必要。

で、「水」はどこいったのよ。

ミネラルウオーターでもビールでも「良い水」を使ってる場合は、やたらとアピールする。どこどこでとれた天然水だの、天然水使用だのと。

その他の飲料の水はどんなもんか分からない。そもそも天然じゃない水ってなんなのか。水道水なのか?工業用水ってやつなのか?

ちょっとレアなパターンとして、三ツ矢サイダーがある。どんな水かは知らないが、「磨かれて」いるらしい。なんか安心。

三ツ矢サイダーのブランドサイトではこう書いてある。

"
「三ツ矢サイダー」には"磨かれた水"を使っています。工場では、活性炭やマイクロフィルター、セラミックなどが何重にもわたって、水を丁寧に丁寧に"磨いて"います。そうすることで、雑味が取り除かれ、炭酸との相性がよくなるように、硬度が調整されているのです
"

なるほどね。磨いてるのね。ふむふむ。となるが、結局どんな「水」を磨いてるのかが気になる。磨いてるってことは不純物を取り除いてるってことよね。ちなみに、不純物を取り除きまくったら「純水」になるみたい。この世に「純水」が元々存在しているわけじゃないのね。

まぁ、結局のところ考えても答えは出ない。でもたぶん水道水なんかな。ジュースでもお酒でも、それをろ過なりなんやかんやしたものを使ってるのかな。
おじさんは、そんな当たり前っぽいことすら知らないのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?