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【オトンの字】ていねいに書く雑文~その107~20220912

【オトンの字】
すっかり、というわけではないけれど、実生活で筆記用具を使って文字を書く機会はほとんどなくなった。年賀状(5枚で足りる)や宅配便なんかの宛名書き、あとは、せいぜい1日のタスクをノートになぐり書きするくらい。

わたしは字が下手なことに割とコンプレックスを抱いている。人並みに書けるのは自分の名前ぐらい。またまた遺伝しなくて非常に残念なんだけどウチの母は字が綺麗。ずっと書道を習っていて、先生として教えられるくらいのランクにある。自分が書いた「書」を家に飾ってるくらい。ウチにも飾りたい。

我が家はお米を実家から送ってもらっている。別に実家が農家なわけじゃないけれど、おいしいお米を農家さんから買っていて、それを定期的に送ってもらっている。そんなときの宅配便の伝票でのわたしへの宛名書きは母の直筆だ。

もう、キッズのころから死ぬほど見た母の字。もう千を超えて、万は見てる可能性があるくらい。

しかし、つい最近「そういえば」と思ったことがある。「父親の字はほとんど見たことないな」と。字が得意な母がいるので、年賀状をはじめ、何か書き物があるときはすべてといっていいほど母がしている。正直に言うと、父の字は、ほとんどどころか、見た記憶もないくらいだ。

あららと。別に何も不都合はないんだけど、急に「どんな字書くんだろうか」と気になってきた。割とマジで。たぶん、わたしよりは上手いと思うんだよね。今度、宛名書きをお願いしてみようかな。

こんな感じでとっても身近なのに、意外と知らないことってたくさんありそうですよね。

すごいシンプルなものだと「好きな食べ物」とかね。実はカレー苦手とか。
やっぱり自分とそれ以外の人は別の人間なので、「知らないこと」は無限にあるんだろうなと思う。

身近な人のことなのに「全然知らなかった!」と思うことは意外とあるけど、それだから面白いところもあるよね。でも、新しく知るためには聞いたり、試したりが必要なわけで。

単純なところから、たまにはいつも作らないものを作ったり、通らない道を通ったり、そんなことが大事なのかも。意外とめんどくさいんだけど。

献立も割と固定されがちだし、歩く道なんて通勤ルートとか考えたらガチガチに固定される。いつも同じだから変化に気づけるってところもあると思うんだけど、新しい発見という意味では難しいかもしれない。

父親の字の話からズレにズレてしまったけど、今日はこんなところで。意外と周りの人がどんな字書くのかって興味あるかも。

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