【気が引ける】ていねいに書く雑文～その116～20220921

【気が引ける】

わたしは健康診断の結果によると、ちょっと脂肪肝で、ちょっと結石があるぐらいのことを除けば健康体。とてもありがたいことだ。

Webライター界には、健康面・精神面で悩みを抱えている方が多い。特に多いのが「低気圧で頭痛」というやつ。人によっては、何も手をつけられないくらいに大変らしい。

わたしにはそれはない。「なんかやる気出ないな」とか「もしかして更年期か？」なんてことを思っていたこともあるけれど、まぁ多分気のせいレベルだと思う。もう、なんかやる気出てきたし。

だから大変なのに頑張ってる人を見ると、ちょっと引け目を感じてしまう。いや、低気圧で頭痛になりたいわけでも、うらやましいわけでも、まったくないんだけれど、「もう、なんか、何でもないのにサボってすいません」的な気持ちに、勝手になってしまう。

だから最近は「ワシも、もうちょっとがんばらんとな」と思っている。体がしんどい人、ハートがしんどい人が自分よりがんばってるんだから、自分ももうちょっと、というくらいには思うようになってきた。いい傾向。

なんというか、頑張り屋さんが多くないですか？Webライターって。わたしの周りだけでしょうか。「よしよし、周りより頑張ってるぞワシ。ナイスナイス」って思ったこと1回もないんですけど。まぁ、仕事量を比べること自体がそんなにないか。

逆に言うと、たぶん周りのライターさんには「あいつまた酒飲んでる」とか「またお出かけしてる」なんて思われてると思う。いや、その通りなんです。それでいろいろツケが回ってきて深夜に仕事してるだけなんだけど「いつも夜遅くまで・・」なんて思われることもあったりして。

「いやー、今日がんばったなー。うひひ」と思えるのは仕事の質よりも量にある気がしている。数字に表れれば分かりやすいもんね。そもそも案件によって仕事の質が変わるわけでもないし。

仕事に関しては質より量だなと思うことが多い。「記事の質が・・・」とかいうよりも、書いて書いて書きまくる方が、いいものが書けるようになるんじゃないかなと思ったり。

わたしが仕事している横で、妻が内職やら調べごとをしているとき「そんなにどんどん言葉が浮かんですごいね」と言われることがよくある。

正直、他のWebライターさんもみんな同じなんじゃないだろうか。「どうやってまとめればいいかなー」と考えることはあっても、「言葉が出てこない」と思ったことはこれまでない。そう書くとなんだか凄そうだけど、たぶんみんなそう。だからすごくない。あ、みんなすごいのかも？

そう思うことにしよう。Webライターは、みんなすごい。