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卒展2022レポート(デザイン)

みなさん、こんにちは。
広報グループUです。

16日から始まった、京都精華大学展2022。
本日20日で最終日となりました。最終日はぽかぽかの晴天!

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この5日間、私は毎日会場めぐりをしていて、毎日新しい発見に出会い、感動しています。この展示が終わると4年生が卒業してしまう…と寂しい気持ちになるのも、毎年恒例です。

これまで、広報グループのブログでは、各学部の展示の様子をご紹介してきました。

芸術学部
マンガ学部
ポピュラーカルチャー学部(ファッション・音楽)
人文学部

最後は、デザイン学部の展示を振り返りながら紹介します。
デザイン学部の展示会場は、体育館と、友愛館3階アゴラホールの2会場。

この広い空間、すべてをデザイン学部の作品が埋め尽くしていたんです。すごい。

ちなみに京都精華大学のデザイン学部は、以下の7つの分野に分かれています。

● 平面デザイン…イラスト、グラフィックデザイン、デジタルクリエイション
● 立体デザイン…プロダクトコミュニケーション(工業デザイン)、ライフクリエイション(家具・空間デザイン)、建築

◆ グラフィックデザインコース
体育館の入り口でお迎えするのは、グラフィックデザインコースの鮮やかな作品たち。

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韓国留学の経験をもとに、ハングルとカタカナを融合させた文字デザインや、スーパーのチラシを切り刻んで制作したドレスなど、鮮やかな色彩のなかに、様々な意味が込められています。一人ひとりの経験や個性、思考が、ビジュアル化されていて、どれ一つ似たり寄ったりの作品がありません。
かっこいい。

◆ デジタルクリエイションコース

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アイデアと技術を組み合わせると、こんなに楽しい作品が生み出されるのか!と毎回わくわくするデジタルクリエイションコースのエリア。3DCGアニメーションやVRゲーム、ARなど、体験型の仕掛けも多いので、なかなか離れられません。
3Dアニメ、すごく可愛いかった!「ピ●サー(大手アニメーション会社)の作品?」って声もあがってました。

◆ イラストコース

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体育館の半分を占めるのは、イラストコースの作品たち。可愛かったり、かっこよかったり、切なかったり、驚いたり。絵ってこんなに人の心を動かすものなんですね。絵の中を歩いていると、それだけでドキドキしました。

◆ 建築コース

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建築コースが作り出すのは、未来の社会。
卒業して、まさに世の中に羽ばたいていく学生たちが、どんな社会で暮らしたいと考えているのか、大人として突きつけられる展示です。
今年の展示は「コミュニケーション」をキーワードにしている作品が多いように思いました。

◆ プロダクトコミュニケーションコース

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プロダクトコミュニケーションコースの作品は、理事長賞に選出。各学部から1名ずつ、選ばれる「学長賞/理事長賞」。
デザイン学部からは、プロダクトコミュニケーションコース 國谷柚果さんによる女性のための義足「Lily」が選ばれました。義足を使用している方を対象にアンケートや聞き取り調査を行い、そこから浮かび上がる課題の解決に取り組んだ作品です。
おめでとう!

◆ ライフクリエイションコース

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子どもたちが大喜びだったのは、家具や雑貨をデザインしているライフクリエイションコース。中に入ってくつろげるベンチや、アクセサリー、キャンプグッズ、雑貨など、実際に触って使える、商品のような作品たち。いつ行っても、「ほしい!」という声が聞こえてきました。

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ちなみに、私のお気に入りはこちらの作品。
デザイン学部デジタルクリエイションコース、白井さんの作品「精華恐竜展AR」です。学内7カ所に設置されたiPadで見ると、学内に恐竜が現れます。体育館入口には、遊び方の説明動画も。

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恐竜がリアルですごいという驚きもあるのですが、説明動画がまるでテーマパークのように作りこまれていて、見るたびにアトラクションに参加したようなワクワク感を味わえました。会期中に5回以上見ちゃった。

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まだまだ紹介したい作品は、たくさんあるのですが、ひとまずこの辺で。
卒業制作展、お越しいただいた皆様、お楽しみいただけたでしょうか。
感染症対策として、予約者の制限や各会場での消毒など、ご協力いただき、ありがとうございました。

4年生、大学院生のみなさん、おつかれさまでした。
すばらしい展覧会をありがとう。これからのみんなの人生を、表現が支えてくれますように。

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