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春季特別講義「学校教育の中の障害者」無事終了しました!

こんばんは!京大リアルゼミ運営のなっつです!

京大リアルゼミの春季特別講義「学校教育の中の障害者」が、先日無事に終了しました👏👏

学生や社会人など、たくさんのご参加ありがとうございました!

このnoteでは参加者からいただいた感想などを紹介していきます。


今回は視覚障害当事者の大学生2名と、京大学生支援ルームで学校生活をサポートされている村田淳先生をお招きしました。

大学生お二人の対談を中心として、村田先生による現在の支援のポイント解説、参加者のみなさんによる感想・意見交換などなど、盛りだくさんで話は尽きず、気づけばあっという間に3時間(!)が過ぎていました。


個人的な感想としては、心の中では「もっと話が聞きたい~~~!!!」と叫びながら、でも運営として進行をやめるわけにもいかず、泣く泣く次のパートに移り、気づけば時間が迫ってきて、また心の中で「もっと話が聞きたい~~~!!!」と叫び、、、という繰り返しでした。

運営として至らない点も多々あったかと思いますが、あたたかく見守っていただきありがとうございました。


いただいた感想の中から、一部を抜粋してご紹介します!

*感想フォームの引用

 合理的配慮について、自分もどこまで相手にお願いして良いのかや周りとの関係性などに悩んだことがあったので、お話を聞くことができてとてもよかった。
視覚障害当事者
 障害の開示に抵抗があったというお話、友人関係の悩みにとても共感しました。花房さんが、障害を持っていることを理由に遠慮をせず、振舞っていれば人間関係が上手くいく、とおっしゃっていて、本当にそうだなと感じました。障害を負い目のように感じていればそれが自然と相手にも伝わってしまうことも往々にしてあるように思います。
 ロールモデルのお話で、障害当事者に出会うことで、周囲が変化し、地域や社会の変化につながっていくというのはとても納得しました。貴重なお話をありがとうございました。
他障害当事者
 登壇者の方がどのような人生を歩み、どのような経験をしてきたかを知り、いろいろな視覚障害の人がいることを改めて認識できた。今回は、二人とも一般校で生活してきたという話だったが、一般校で来た人と盲学校に通った人との話を聞くのも新たな気づきになると思った。私も視覚障害があり、途中から急激に視力が低下した経験があるので、共感できる部分と新たな発見の部分があり、勉強になった。
大学生
 現役大学生の生の声を聞くことができて、感激しました。近所に住む視覚障害者の高校生の進路について、どうすればいいのか最近考えていたりしていたので、今日はいい情報を聞くことができて、良かったです。後でその高校生の感想も聞いてみましたが、zoomで聞けて良かったと言っていたのでうれしかったです。近いうちに彼女の通う高校に、進路に関して話し合いの場を持ってほしいという要望を出そうと彼女は言っていたので、よっぽど今日の会は、彼女にとってもいい刺激となったようです。今日の内容は、そのきっかけとなったので大変喜んでいます。
視覚障害当事者保護者
 今回は、当事者の方ならではの貴重なお話を伺うことができ、様々な気づきをいただきました。特に、合理的配慮の実践(学校生活や入試など)に関するお話はどれも興味深く聞かせていただきました。事前質問も取り上げてくださり感謝申し上げます。
社会人
 講師のお二人の中高校性時代の心情が印象深く、特に「わがまま」を意識してこられた北名さんの発言には、はっとしました。いま、弱視の小学生が、クラスで見えにくいと一切言わずにいる現状を思い起こしました。なぜ、こんなことになるのだろうと改めて思います。
 リアルゼミのことを、花房さんに教えていただき、NOTEも読ませてもらっていました。このような機会をつくってくださり、ありがとうございました。皆様の活動を応援しています。
視覚障害当事者保護者
 大変充実した時間をありがとうございました。
 障害当事者の学習や生活の中でのリアルな声が外へ発信できる場が更に増える必要性を実感しました。配慮や支援の提供者の多くが障害者のことを知り得る状況下にないことも痛感しました。
社会人
 講師の花房さんに初めてお会いしたのは彼が中学生の頃。以来、花房さんのご活躍をあちらこちらで目にし、耳にし、羨望の眼差しで見つめていました。花房さんが「ロールモデルになりたい」と仰っていた事、実現できています!私と私の子供(全盲)は花房さんの後を追って、現在、地域の中学で学んでいます。地域の普通高校を受験するつもりです。それも全て、身近に花房さんというロールモデルが存在したから、です。
 講師同士の対談で興味深かったのは、配慮申請をする際の抵抗感の違い、でした。我が家は全盲なので何ら躊躇せず配慮申請を行います(子ども自身も中学に対し)が、弱視の方はそこで迷いというか悩みが出る、というのが複雑な心境なんだなぁと思いました。白状への抵抗感、というテーマでは全盲と弱視の方の違い、よく聞きますが、そうか、教育に対する配慮申請への抵抗感も違うのか、と新鮮な気づきでした。要するに障害開示がネックなんですね。それと、自分に必要な配慮は何か、まずは本人自身が把握した上で、それを相手方にどう認めて貰うか、交渉のノウハウを習得させることが大切、と肝に銘じてこれからの視覚障害児子育てを行います。為になるゼミでした。ありがとうございました。
視覚障害当事者保護者
 障害者の教育という問題に関心を持ったのが大学に入ってからで、当事者の方のお話をうあかがうのは初めてでしたので、非常に新鮮な経験となりました。私は教育を受ける権利・教育への権利への関心という文脈から今回の企画に関心を持ち、参加させていただきましたが、障害者の教育について真剣に考えることが、権利論を真にすべての人のためのものとするために不可欠であるという気付きを得ることができました。受験の問題、一般校と特別支援学校の別の問題、合理的配慮の問題など、障害者の教育における様々な問題が今回の企画の中で言及されていましたが、障害者の教育、ひいては広く教育一般についてまで考える端緒をいただいたように思います。
大学生

これ以外にもたくさんのご感想をいただいており、それぞれ沢山の学びを得てくださったんだなあととても嬉しくなりました。
今後も様々な障害領域の当事者をお呼びしていろいろなお話を伺える機会を作っていきたいと思います!
もちろん、興味のある1回だけの参加でも構わないので、ぜひご参加ください!

*新歓情報

現在ゼミでは絶賛新歓期間中です♪
これ以降は4/24(日)13:00〜運営説明会を開催していますので、学生の方はお気軽にご参加ください!
また、この他にも日時をご相談してくだされば個別に対応いたします!

また5/1(日)13:00〜、映画『僕とオトウト』の上映会を予定しております。こちらも是非ご参加ください!


当日は、監督の髙木佑透さんをお呼びして、実際にお話を伺います。
上映会に関しては、社会人の方も参加可能なので、皆さんぜひご参加ください!

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