![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27563270/rectangle_large_type_2_9c219a5da4858efa13e3cd6fb3ee4f45.jpg?width=1200)
まだまだ新しい平安神宮
平安神宮のある岡崎公園は、平安時代から室町時代までは六勝寺と呼ばれる、大きなお寺があったのですが、応仁の乱後衰退し滅んでしまい、その後はずっと人家もまばらな空き地となっていました。
ところが、明治時代に近くの蹴上に琵琶湖疏水が引かれて、日本初の水力発電やインクラインを利用した水運が開発され、にわかに注目の場所となりました。
この空き地を利用して、明治28年(1895年)に、平安京遷都(794年:鳴くよ鴬平安京ですね)から1100年の記念事業とあわせて、内国勧業博覧会を開催。
その後、博覧会跡地に創建された、とても新しい神社となります。
と説明すると、
「新しくないやん」
と、修学旅行生に突っ込みを入れられたことがあるのですが、神代の時代に作られた神社がある中では、まだまだ新品ピカピカの神社だと思います。
御祭神は、平安京を作った桓武天皇となります。
また、昭和15年(1940年)には、京都にお住まいになられた最後の天皇、考明天皇も合祀されている神社となります。
平安神宮の社殿は、平安京の大内裏の朝堂院を5/8に縮小して復元されています。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27564086/picture_pc_1757bd5b7499a0272af8c57487ff66ee.png?width=1200)
こちら、平安神宮の入り口の神門は「應天門」。朝堂院の南面正門です。
門をくぐって中の拝殿は、大極殿。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27564468/picture_pc_9de9644d389c9f52bad9994f00b61a35.png)
左右の回廊は、東が蒼龍楼、西が白虎楼となり、いずれも、平安京のものを厳密に考証して再現されたものとなっています。
平安京の5/8というサイズ感が、倍より少し小さめと、微妙な感じですが、今でも広い、って思うこの空間。平安京の朝堂院は、やっぱり広かったのだなと思います。
拝殿の裏側は、神泉苑という、池泉回遊式の広いお庭になっています。お時間がありましたら、散策するのもとても気持ちいいところとなります。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27564952/picture_pc_3b216171f53072f5ca33d47be63f308c.png?width=1200)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27564980/picture_pc_924294f9cbda34823cd046c8b5fc022c.png?width=1200)
因みに、こちらの大鳥居は、昭和4年に建立されます。
観光で来られた方は、この大鳥居を見ると、必ず「おー!」って言うくらい、インパクト大な景色です。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27566366/picture_pc_f0431dc122491cd421c6a88359f4cd8c.png?width=1200)
大鳥居の前にある川が、琵琶湖疏水となります。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27566795/picture_pc_08e3361dd2f0aad20878f43126bd931f.png?width=1200)
この向こうが、インクライン、琵琶湖に続いているのです。
蹴上やインクラインについては、また別で紹介させていただきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?