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【カツコチ】コーチングとカウンセリングの地平を繋ぐ

きょうも楽しんでますか?「きょうとあした」代表の「たかコ」こと、どいたかふみです。コはコーチのコですW 


11月も半ばに差し掛かり、秋の深まりを感じます。今朝も、澄んだ空気とスカッと冴えわたる晴天の下、アップルウォッチのNIKE RUNアプリを立ち上げて爽快に駆け出しました。ふと気づけば、距離表示の文字盤が美しい藤色に変わっている。おお!ランレベルが「パープル」にアップしたのだ。

*NIKE RUNアプリには、累計走行距離に応じて、文字盤の色が変化していくという仕掛けがあります。次の「ブラック」までは更に2,500kmという途方もない道のりが。ちなみに、目指す最終ステージは、累計15,000km以上の「ボルト」(美しい蛍光色のNIKEブランドカラー、あのウサイン・ボルト選手のイメージカラーですね)、、、この距離、調べてみると京都からペルーの首都リマまでと同じくらいですって。いったい何年かかることやら。

コーチングとカウンセリングの地平を繋ぐ

さて、先日カツコチのコーチ仲間と共に、「すみこ」との出逢いをシェアするZoom対話会を行いました。テーマはズバリ、「コーチングとカウンセリングの地平を繋ぐ」。長年、産業カウンセラーとして心理領域を探求し、人とこころのケアに丁寧に関わり続けてきた「すみこ」。公認心理師の資格を得て、現在は、企業向けのメンタルヘルス研修や1on1 のサポートといったビジネスの現場サイドへの寄り添いをテーマにされている。丁寧にことばを紡ぎ、相手の目を見つめて真剣に話す、すみこの関わりをみていると、自分の足で着実に誠実に歩いてきた彼女だからこそ見える世界、聴こえる声があると感じています。

他職種連携のチーム、ここに発足す

すみこが呟いた言葉が、強く胸に響きました。「カウンセラーは、ともすればクライアントの状態をマイナスからゼロにする仕事、そこで終わりになってしまうのはなんだか寂しい」。ほんとうは、しんどい時期を経て、少しお休みして、そこからまた責任ある立場に戻って行ったり、いろいろな意味で社会復帰していくクライアントのこころと人生に何らかの形で繋がっていたい。たまには「すみこ」のドアをノックして、<あの頃は我ながら大変だったな。こんな風に成長したよ、元気に活躍してるよ>と微笑みかけてほしい。そんな思いを持つカウンセラーはきっと世の中にたくさんいるはずだ、と。そして、復調していったクライアントをあたたかく引き受けてくれるコーチとの橋渡しがしたい。状況に応じて、すみこによる経過観察も併用しながら安全に伴走し、回復の先にある自己の行動決定、更には目標達成に向けたコーチングへと徐々に強度を上げていくプロセスが本質的に求められている。コーチとカウンセラーの橋渡し=他職種連携。きっとそうだ、それがわたしたちの願いだ!と、ただそこに確信だけがある。答えも方法もまだ分からないけれど。

コーチの怖れを見つめる

ICF(国際コーチ連盟)の「コーチング倫理」の基本思想として、心理領域(この記事ではこの言葉を、カウンセリングや心理療法、投薬治療等を必要とするクライアントの状態、又はその領域という意味合いで扱っています)はコーチングの範疇を超えた専門外であり、極端にいえばコーチングを中断、乃至お断りするべし。コーチとしてこれを不用意に扱うことは(厳密にいえば)倫理違反に当たる可能性がある、というニュアンスで私は捉えています。もちろん、このトピックスだけで数年に亘る対話会が企画できるほどのBig Questionなわけですが、この問いそのものに何かしら引っ掛かりとかザラつきを感じ続けている自分に気づいています。誤解を恐れずにひとことで言うと「最後に崖から突き落とす、あるいは壁として立ちはだかるコーチになりたくない」、それがわたしの想いです。

「コーチは、クライアントの可能性を、ときにはクライアント本人以上に信じて、力強く寄り添い伴走する存在だ」と日頃から熱く語っている一方で、クライアントにメンタルヘルスケアの必要性を感じるや否や、「わたしはコーチ倫理に照らして、あなたを担当することが出来ません」と言う。一定期間のお休みを経て、まだ少しメンタル不調を抱えながらも(あるいは薬を服用しつつ)社会復帰を試みようとするクライアントに対して、「わたしはコーチ倫理に照らして、あなたにコーチングは提供出来ません」と言う。

これでいいのか?果たしてそれが、たかコの目指す理想のコーチの姿なのか?この問いに対する、自分なりの行動・アクションを前に進めることを静かに決意した、意義深い対話会でした。

カツコチは、新たなステージへ

カツコチは、カウンセラー/公認心理師「すみこ」との他職種連携を基に、彼女のサポートを緩やかに得ながら、新たなステージで旅を続けます。学生クライアントも、プロ・コーチの仲間たちも、辛くなったら、ひとやすみして、また走ればいい。まるでたかコのゆるゆる御所ジョギング習慣と同じように。そう、今朝、新たな美しい藤色のステージに切り替わったランニングアプリのみずみずしい質感のように、カツコチの未来が、たかコのワクワク気分と響きあっているようです。

きょうも、最後までお読み戴き、ありがとうございました。あなたの感じたこと、思いをぜひ、お聞かせください。  

それでは、きょうも、あしたも楽しんで!



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