見出し画像

15日目

今日は1日なので、本来であればサービスデーなのですが、
来月は無事に劇場でファーストデーできてるといいなあ。

さて15日目です。

***

2014年は、みなみ会館の開館50周年イヤーとなりました。

昨日も書きましたが、《開館50周年記念50歳割》や〈日本怪獣特撮映画誕生60周年〉×〈みなみ会館誕生50周年〉企画なども行った1年でした。

昨年から引き続き行っていた【みなみ会館の引き出し】企画では、
西尾孔志監督の『ソウル・フラワー・トレイン』の公開を記念し、原作者のロビン西さんの過去作である『マインド・ゲーム』(2004年/監督:湯浅政明)を6段目から引き出してきました。
『マインド・ゲーム』はもうびっくりするくらい名作なので、未見の方がいらっしゃれば是非観ていただきたいです。名言の嵐なのですよ。

「大丈夫!恐怖は自分のなかにある。
自分のマインド次第でいくらでも変化する。
心ん中に明かりをともしてその光をでかくして、楽しいと思ってみて?
うそでも心の中で楽しいと感じてみて?
「楽しい」それだけで急にいままでと違ったもんが見えるやろ?」とかね。

人生はマインド次第でどうとでも変えられるんだということを、
トリッキーなアニメーションでガンガンに伝えてくれます。
何書こうかなと思って、さっきちょっとだけ見返そうと思ったのですが、
気付いたら全部観終わってしまってました。

マインド

そして2月からはグザヴィエ・ドランの特集上映も行いましたね。
『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』と立て続けに上映し、みんながドランにメロメロになってた時期です。

ドラン

3月には、昨年みなみ会館でも上映し、切なくも衝撃のガクブルで話題を呼んだ『バイオレンス・ボイジャー』の宇治茶監督が、

宇治

前作の『燃える仏像人間』で第17回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門優秀賞を受賞した事を記念し、全作宇治茶監督のセレクトでオールナイト上映を開催しました。

画像4

この時のラインナップは、
『燃える仏像人間』と、
『HITOSI MATUMOTO VISUALBUM』Vol. バナナ「親切」という異例のコント集をスクリーンに流し、
極め付けに『ジュラシック・パーク』吹替版で朝を向かえるという究極の偏愛ナイト。
最後に流れる『ジュラシック・パーク』のエンディング曲は、みなみ会館のスクリーンでまさか見れる(聴ける)とは思っていなかったので、謎の感動がありました。

そしてこの年の1、2位を争うほどハネたオールナイト上映がこれ。

画像5

1966年のチェコスロヴァキアで作られた、
女の子映画の決定版『ひなぎく』

画像6

の上映に合わせて企画した《きみたちオンナノコ・ナイト》です。
ラインナップは、『ロシュフォールの恋人たち』で可憐にフレンチポップに始まり、『害虫』で宮崎あおいと蒼井優のWあおいにやられ、
『ゴーストワールド』でソーラ・バーチと一緒に踊りたくなり、
最後は『犬猫』で朝を向かえるという内容。
どの作品も大好きなのですが、わたしは特に『犬猫』のヨーコちゃん役の藤田陽子さんがとにかく可愛すぎて大好きで、たまに『犬猫』を見返しては衝動的にショートカットにしたくなってしまいます。

画像7

実は、みなみ会館のラジオ〈映画夜話 みなみ会館のちょっときいてな〉のタイトルは、
藤田陽子さんが歌う、Laugh & Peace featuring 藤田陽子の「ちょっときいてな」という曲のタイトルからきてます。好きすぎ。笑

また、この年は【ジャック・タチ映画祭】も開催してますね。
すごくたくさん若いお客さんが観にきてくれて嬉しかったのを覚えてます。

画像8

この時、特別上映で『イリュージョニスト』(2010年/監督:シルヴァン・ショメ/オリジナル脚本:ジャック・タチ)も上映しました。

画像9

旧みなみ会館の最後の上映回、来られた方はきっと驚かれましたよね。笑

ではでは、続きはまた明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?