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8日目

今日は、〈Save our local cinemas〉のTシャツ第一便がみなみ会館に到着しました。
また、改めてきちんとご報告しますが、ご注文数を大変多く頂いた事と、コロナの影響も出て来ており、全枚数分の納品が当初より少し遅くなりそうです。
ご購入くださったみなさまには大変申し訳ないですが、もう少しお時間頂けますと幸いです。

劇場のロビーは、Tシャツの箱と梱包材の段ボールで結構埋まってきました。写真撮ってきたらよかったな。
とりあえず、届いている分から順次発送作業をしてますので、どうぞ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

さて8日目です。

***

2011年の4〜5月頃は〈和田淳と世界のアニメーション〉という特集を上映してました。

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和田さんの作品には大学生の頃に出会ったのですが、世界観がとても好きで、いまだに『鼻の日』の物真似をちょっと一人で「ぱあ…ぱあ…」やってみたりする日もあります。

そしてその時、この子がどこからともなくやって来たんですよね。
私はこの子の制作過程を全然詳しく知らないので、本当に気付いたらいたという感じ。

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この子は、和田淳さんの短編『春のしくみ』に登場する鹿です。
特集以降はしばらく倉庫で冬眠させていたのですが、2015年頃にがっつり目覚めさせた時の写真が、これです。

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旧館時は、〈出張ガケ書房〉から〈出張ホホホ座〉に改め、山下さんが定期的に古書や古いパンフレットを持ってきてくださっていて、それをロビーで販売させてもらってました。
ちなみに、後ろにちょっとだけ見える茶色の本棚は、加地さんがくれた100000tで使ってたガタガタのお古の本棚です。笑

で、この写真の数日前までは、駒鳥文庫さんがみなみ会館に数日間出店販売しに来てくださっており、
その時のレイアウトにまんまと刺激を受け、ロビーをお洒落にしたいと奮闘した結果、この子がすっぽりとここに納まる事になったのです。

※駒鳥文庫さんは2016年12月24日に閉店され、瀬戸内海に浮かぶ「猫の島」に夫婦揃って移住されました。

そしてこの子は、その後いろんな人に撫でてもらい、ツノが取れて引退していきました。

この子をみると、和田さんの特集をしていた春の時期を思い出すのですが、
今年は桜もあまり堪能できなかったなあ。

そして春と言えば(かなり強引に話をつなげに行きました)、
豊田利晃監督の『青い春』が昔から大好きなのですが、
この時期にみなみ会館は久しぶりにオールナイト上映をやったんですよね。
しかも2ヶ月続けて。それがこれ。

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えいた

相変わらず、何でそのフォント選んだのという感じですが、どちらもめっちゃ楽しんで作ってました。
この年の4月に『まほろ駅前多田便利軒』の映画が公開してたのですが、
当館ではオールナイトと2日間限定のレイトショーで上映。

どっちのナイトも最高のラインナップですが、『青い春』と『空中庭園』はどうしてもフィルムで観ておきたくて、営業終わってから真夜中に一人でフィルム回して観てホクホクしながら帰ったなあ。

こんな事ばっかしてるから、この頃は帰る時間がだいたい午前2時とか3時くらいでした。帰る道のりは原付で川端通りを北へまっすぐなのですが、結構毎晩ノリノリで原付に乗っていたので、だいたい出町柳の橋の前あたりでしょっちゅう警察の方に飲酒運転を疑われて止められてました。
映画の余韻って怖い。みなさんも、どうぞお気をつけください。

ではでは、また明日。


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