見出し画像

14日目

今日はZOOM会議をしました。携帯の画面を注視しすぎて眼がチカチカしてます。
私のパソコンではできないのですが、携帯からだとバーチャル背景が使用できるので、家の状態がズボラすぎる私には、コレ大変便利。

***

さて、今日はまだ昨日の続きです。

2013年は色々な事に挑戦しました。
オールナイト上映や、音楽ライブなんかもそうなのですが、
この頃から、昼帯に上映する旧作の企画も行うようになっていきました。

今はもうこのタイトルは使ってないですが、当時は【みなみ会館の引き出し】という名目で、色々と旧作をご紹介したりなど。

オールナイトのタイトルを決めるのも毎回本当に大変でいつだって難産なのですが、この時の企画タイトルもみんなで散々悩んでつけた記憶があります。

タイトルはいつも、話し合いが煮詰まりすぎて疲労感が漂ってきた頃に誰かがポツリと漏らす言葉が採用されるケースと、
みなみのアイディア・ウーマンであるYさんが突拍子のないワードを爆誕させて、それに全力で乗っかっていくかのどちらかで決まります。

この時は、脳味噌が疲れ切った頃に、だれかがポソっと「引き出し…」と言い出し、「それいいやん!」で決まりました。

この引き出しの一段目からは、エドワード・ヤン監督の『ヤンヤン 夏の想い出』が出て来ました。

画像1

この時、観に来てくれた常連のお客様が、涙を流しながら場内から出て来られ「これ本当に観たかったの、ありがとう」と言って下さった姿を今でも覚えてます。

ヤンヤンの可愛さと、この作品の素晴らしさは、もう言うまでもありません。私もヤンヤンと一緒に雷に打たれました。

そして、二段目を検索してたのですが、そうかそうか、
この引き出しの二段目に『AKIRA』が入っていたんですね。

画像4

三段目には、当時のミシェル・ゴンドリーの最新作『ムード・インディゴ うたかたの日々』に合わせて、ゴンドリー旧作の『エターナル・サンシャイン』と、『クロエ』(『ムード・インディゴ』と同じく、ボリス・ヴィアンの『日々の泡』を原作とした、永瀬正敏、ともさかりえを主演に描く2002年の作品です)が出て来たんでした。

画像2

画像3

で、四段目にはこれも原作者くくりで、アーヴィン・ウェルシュ原作の最新作『フィルス』上映に合わせての『トレインスポッティング』が入っていて、

画像5

五段目では、狂気溢れる『武器人間』の公開に合わせ、足がマシンガンになっちゃった美女武器人間がぶちかます!という宣伝文句で、『プラネット・テラー in グラインドハウス』を35mmフィルムで一週間限定上映してました。

ぶき

ちなみに、『武器人間』上映時には、【俺ノ武器人間コンテスト】を開催してました。笑
この時の優勝者の方は以下の方で、本当に武器人間でいらっしゃいました。

画像7

そして年末は、毎年恒例の《京都怪獣映画祭NIGHT》この時で3回目です。

画像8

昨年、みなみ会館に再来館して下さった螢雪次朗さんがゲストの回でしたね。ガメラ、大魔神、フランケンシュタインの怪獣、ウルトラマンと美味しそうなツインテールが大暴れの回でした。

昨日、立命館大学の学生さんが年に一度みなみ会館のオールナイトを企画してくれると書きましたが、この年のプレゼン授業の時に、別の班の学生さんが「来年みなみ会館は開館50周年である」と話されていてびっくりしたんですよ。

そう、みなみ会館が何年に開館したか、この頃はまったく考えたこともなかったんです。
さっそくWikipediaで調べたところ(笑)「1964年に開館」とあったので、それをすっかり信じてしまい、2014年は〈開館50周年企画〉を行うべく、この頃から色々企画していました。

後から、1963年の12月にオープンしていたこと、それ以前にも前身にあたる木造の「みなみ舘」という劇場があったことなどが、ボランティアのKさんが持ってきてくれた当時の新聞切り抜きで判明するわけなのですが、とにかく当館の50周年記念は2014年に行いました。

その一つ目は、《開館50周年記念50歳割》と題し、2014年に50歳になる方の誕生月は観賞料金を1本/500円にする!という超太っ腹の企画です。
この企画で、1964年生まれの常連さんが少し増えたような気がしてます。

そして、2014年は「みなみ会館が50歳やったら、ゴジラは60歳やで!」ということで、〈日本怪獣特撮映画誕生60周年〉と、〈みなみ会館誕生50周年〉をコラボで祝おうぜ!となり、1年間を通して毎月特集上映を開催しました。その名も【大怪獣大特撮大全集】

画像9

この周年で終わる筈だったこの企画は、毎年ちょっとずつ名前を変えてやり続け、今年でもう7年目です。
一番タイトルがややこしかったのは、【超大怪獣大特撮大全集SDX PART3】とか言っていた2017年頃かしら。
今は、【超大怪獣大特撮大全集2020】とかになっていて、幾分すっきりしてます。笑

次回からは2014年頃のことを思い出してみます。
ではでは、また明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?