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コース作りのヒント

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修学旅行や遠足のコース作りのヒントになる記事を集めました
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【地歴学習Tips#03】層になった地歴を見よう

地面の下には何があるのだろう?私が今住んでいる街には、玉川用水から引いた田無用水路跡にレンガで蓋をした遊歩道があります。自動車の往来が多い古くからの街道と並行していて、移動の道という役割を大いに果たしつつ、車の往来を気にせず歩けて空気も良い、小学生からお年寄りまでが使う生活道路として活躍しています。 『〇〇〇〇の道』と名前がついているこの道の下に、江戸時代から田畑を潤す水路が走っていたことを、小さなお子さんは知らずに歩いています。学校に上がったら、習うのかもしれません。

【地歴学習Tips#02】 自治体史を読んでみよう

町史や市史を読んでみよう住んでいる自治体に『〇〇町史』や『〇〇市史』という本があることをご存知ですか? これを自治体史と言い、地方自治体がその自治体の歴史を編纂したもので、都道府県史・市町村史などがあります。自治体における古代史から近代史、天災の記録、寺社仏閣、文化財、産業などを詳細にまとめ、何巻かに分けて刊行されています。巻末に祭りや方言、資料集などを掲載しているものもあります。 もし刊行されていれば地元の書店や役所で販売されますが、内容が豊富で分厚く高価なため、市・町立

【地歴学習Tips#01】 国府に寄ってみよう!

林間学校や移動教室のバス移動で、国府に寄ってみよう小学校での林間学校・移動教室は、行政区によって行き先が決まっていて、都内の品川区などでは日光に毎年行っている学校が多くみられます。校外学習などでのバス移動は貴重な機会なので、少し遠回りして『国府』に寄ってみることをお勧めします。国府は天災を避け見晴らしの良い土地に作られていることが多く、現在の鉄道の駅からは離れていることが多いためです。 国府は全国に置かれ、「府中」「国府」「国分寺」等はそれにちなんだ地名です。東京都内には武