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リニューアル!京都市京セラ美術館に行ってみた

長らく工事中だった京都市京セラ美術館。3月の予定がコロナで延び延び、5月26日ようやくリニューアルオープン。しばらくは京都府民限定ということで、早速行ってきた。感想を記録しておきます!芸術の知識はありません!


あ、京都市美術館のことです

ここは旧京都市美術館。名前が「京都市京セラ美術館」に変わったのです。まだ馴れないけれど、そのおかげで良い環境で良い展示を観ることができるわけだし、ありがとうございます!!

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エントランスは新しく。ただ、洋風の建築の上に和風の屋根がくっついているという『帝冠様式』とやらはそのまま。前の雰囲気を残しつつ、素敵にリニューアルされていると思う。

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こちら中央ホール。壁も天井も白い!でも螺旋階段や照明がレトロで落ち着きます。広すぎないのも良い。


有料展示① 季節ごとに覗きたいコレクションルーム

リニューアルオープンを機に、当館では新たにコレクションルームを新設します。京都の四季に合わせた年4回の展示替えによって、日本画の名品を中心として、各分野の季節感に溢れた作品などを多数紹介します。

京都市民は520円と安い。春の展示って、どうせ桜ばっかりじゃ? とか思って正直あんまり期待してなかった。すみません。とても良かった。

いかにも「春」って感じではなくて、緑や水色、赤など、始まりを感じる色が印象的に使われている展示が多く、私好み。そして日本画に描かれている女性達の綺麗なこと!後で調べてみると、「京の美人画展」で展示されていた作品も入っているそう。色白和風美人がいっぱいです。

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菊池契月 友禅の少女 可愛い!

有料展示② 心が静まる「杉本博司 瑠璃の浄土」 

「杉本博司 瑠璃の浄土」企画展。心がすーっと穏やかになる。私も浄土の世界に行ってしまったのだろうか。一部写真撮影可。1,500円

芸術とか分からない人でも、感じるところがあります。おすすめ!

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OPTICKSシリーズ。メインビジュアルになっている瑠璃色以外もすっごく綺麗で時間を忘れて見てしまう。グッズ買いすぎ注意。

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瑠璃色硝子筒茶碗。京都ではよく展示されているけど、硝子製の茶碗は初めて。

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これも面白かった!瀬戸内海にあるアートの島、直島の護王神社に創られた作品の、模型展示。もちろんミニサイズだけれど、模型の隧道を覗くと本物同様のある仕掛けが。行けば分かるから行って覗いてください。

ほんもの→ https://www.sugimotohiroshi.com/appropreate-proportionj


そうそう、最初の五輪塔は説明を読んでから観るべし!そうでないと作品の意味が分からず、素通りしてしまうから。結構な人が「これ何やろなー?」って言いながら通りすぎて行ってた。もったいない!


※ 「瑠璃の浄土」っていう作品は、見逃しました・・・

今、改めて作品リストを見てて気付いたのですが、「瑠璃の浄土」っていう作品があったそうな。えーっ!記憶にない!


無料エリアも充実。 ふらっと立ち寄るにも良し。

無料ゾーンには鬼頭健吾さんの展示や京都賞コーナー、カフェ、ミュージアムショップなどがあり、カメラ好きな人ならここだけでも楽しめそう。

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開放的な窓。庭の散歩もできまーす。

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鬼頭健吾さんの展示。箒が天井を回ってた。


お洒落グッズ。でも今回は買わなかった。

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節約中の私にはとっても危険なショップ。美術館オリジナルのグッズは、ビームスが監修していてお洒落。トート欲しいなーと思ってたのだけど、何だか京セラグッズに見えて……今回は杉本博司さんの物だけ数点お買い上げ。名前に慣れたらオリジナルグッズも買いたいな。


補則1:チケットカウンターは分かりにくい(美術館あるある)

メイン側のチケットカウンターには、コレクションルームの料金の表示しかないが、企画展のチケットも購入可能。

とにかく表示も案内も最小限しかない。前売券を持っている人や年齢的に無料の人はチケットカウンターに並ぶ必要があるのかないのか、購入時には何の提示が必要なのか、などさっぱり分からない。とりあえず並んで自分の番になったら窓口で聞く。混んでないので安心してモタモタできる。


補則2:建物に入る時に予約の確認あります(5/27時点)

予約の確認は、建物に入る時のみ。印刷またはスマホで予約画面を見せればOK。一度建物に入ってしまえば、コレクションルームに行こうが企画展に行こうが関係ない(本当のところは知らないけど、この日はノーチェック)。2つの予約時間を30分しかずらしていなかったので失敗したと思っていたけれど、気にせずゆっくり見られました。


補則3:ジェントルマンがいた

金髪ロングの男性スタッフの方の接客がとても素敵だった。チケット売り場や館内案内で見かけたんだけど、終始丁寧で笑顔で、一番感じが良かった。なんだろう。美術館の人って冷たい印象があるからかな。今後外国のお客様が増えてくると大活躍しそう。

今回スタッフの方々大変だっただろうな〜。感謝!


感想まとめ 

 * 和洋・新旧が素敵に融合、グッジョブ!

 * コンパクトな造りで歩き疲れない

 * 入館人数制限中なので、空いている

 * アート好きに限らず誰でも楽しめる展示

というわけで、京都府民(特に京都市民)は今のうちに行って。
そして、制限が無くなったら他府県の方にゆっくり観てもらいましょう!

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古いプレートも発見!

2020.05.28 おしまい




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