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Zoom日本語授業 ブレイクアウトセッションに入る前と途中と終わりに

今日はZoomで日本語上級クラスの授業だった。導入した文法項目を使って、各自で例文つくりをさせてみたのだが、それをブレイクアウトセッションでグループに分け、メンバーと共有した後、班から面白い例文を1つ選び、代表者がチャットで全員に送信という流れでやってみた。

ここでブレイクアウトセッションに入る前に注意点がある。まず、①個人でやることをはっきり示し時間を決めて取り組む。(ノートに各自書く)②グループで何をやるのか、簡潔に説明して学生たちに共通理解をしてもらう。前回、あまり明確に目的とやり方を言わないまま、セッションに突入してしまったので、何をしたらいいかわからない学生いて、本末転倒。その反省からだ。

そうしてグループに分かれたら、教師側で各グループ、メンバー名をメモっておくことが大切だ。発表の時にどの班からの学生なのかがすぐわかる。また、話し合いが停滞気味のところがあれば教師はグループに入り、まずは耳を傾ける。それからアドバイスだ。

話し合いが終わったら、できた班からチャットで流してもらうのは、良い方法だと思う。送られてきたものは、私の方ですぐに口頭で(時には、板書して)訂正する。良ければ「OK!」だし、そうでなければ、ヒントを出して考えてもらう。フィードバックは早いほうがより記憶に残りやすいようだ。この即効性は、Zoomのいい点かも。

もう一度まとめると、ブレイクアウトセッション前では

①自分に与えられた課題を時間を決めて集中して行う。

➁教師はグループでやる目的、方法、やってほしいことを明確に示す。

セッション途中では、

①教師の方で、各グループのメンバー名をメモっておく。

➁気になるグループには、必要に応じてアドバイス。

終了後では

チャットで全員に示してもらい、間違い部分を教師側から皆に問いかけるようにして、すぐに口頭で訂正。

注意点だが、同僚の先生は各グループに行きメインルームに戻るを繰り返しているうちに、突然パソコンが動かなくなって、難儀したそうだ。あまり、頻繁に行ったり来たりは控えめにした方がいいかもしれない。

まだまだ自身で改良の余地はあるが、前回の失敗での反省を踏まえ、今日やってみたところ格段にスムーズに進んだ。対面授業と違い、Zoomではこちらの意図をいかに伝え、いかにうまく機能を取り入れ実践していくかに尽きるのかもしれないと思う。


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