日本語授業で今、個人的にとても困っていること

困った、困った。そろそろまずい・・・

どうにもこうにも、学生の名前が覚えられない。今、2クラス分、合計44名の学生の顔と名前がいまだに一致しないのだ。職場である日本語学校でオンライン授業が始まって、すでに1か月以上が経過。4月時点で、初対面の学生がほとんど。1週間にそれぞれ1回ずつの授業だが、いつもの対面授業なら、もう名前を覚えているのに。

どちらかというと、私は学生の名前を覚えるのが遅いほうだ。これは、日本語教師として強く非難されてもいいことだと思う。学生にしてみたら、まだ先生は自分の名前を覚えてくれていない・・・と、落胆を超え、やる気・モチベーションが下がり、信頼関係なんぞ築けるはずがない。

実際に本人を前に話していたときは、まだ良かった。顔のみならず、身長、体格、癖などが記憶の手掛かりになるからだ。また意外に、持ち物なんかも見捨てられないポイントだったりする。例えば、「猫が大好きなタイ人男子学生の○○さん」は文房具、かばんなど「猫グッズ」で占められている。忘れようにも忘れられない。

しかしである。Zoom授業では、基本的に本人たちの顔しか覚える手掛かりがない。それも通信量などが厳しい学生は画面をオフにしているから、顔すらも確認できない。声を頼りにしようとも、あくまで答えるときのほんの短い時間だから、これも困難だ。

こうして考えてみると、実際に会って対面で話すということは、どれだけ多くの情報を瞬時に得ているのか・・と今さらながら驚きの念を禁じえない。

現在、オンライン授業をされている先生方は、少ない情報量の中で学生たちの名前をどうやって覚えていらっしゃるのだろうか。


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