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話す内容より、話し方を磨く

こんにちは。2月に入って、あと少しで年度替わり!もう一息だ!と感じている今日この頃です。

さて、最近ですが、「話し方」で気をつけている点があります。それは「とにかく落ち着いて話す」ということです。できる限り優しいトーンで、事実ベースで、相手の表情を見ながら話すように心がけています。

自分は今まで「たくさんの情報を短い時間で伝えよう」と必死になりすぎていました。「伝えたい」という思いが先行していたのです。その結果、話し終わった頃には疲れ果てている。聞く方もしんどい。そんな状態になっていることに気付いたのです。しかし、そうだと気付いてもなかなか自分の話し方は変えられないもの。意識していてもうまく話せない自分にイライラしていました。話し終わると後悔ばかり。

そんな自己嫌悪に陥っていたときに、予備校講師である林先生が出演している『日曜日の初耳学』を見ました。その中に「インタビュアーは林修」というコーナーがあるんです。毎回ゲストスピーカーをお呼びし、仕事との向き合い方や下積み時代のエピソードなど、聞いていて価値のあるものがたくさんあります。自分も「自分と向き合える時間」「これから生きていく上での指針となるものを見つけるきっかけとなる時間」と捉え、ほぼ毎回見ています。選手のゲストスピーカーは、天才落語家である立川談春さんでした。

立川談春さんは、人に伝わるしゃべり方のコツがあると話していたのです。そしてそれは、予備校講師である林修さんも納得されていたのです。それもそのはず。予備校講師や先生と言われる職業の人は、「話すこと」がめちゃくちゃありますから。この対談後に「話す内容よりも、話し方の方が大事なんだな」と気付きました。どのような話をされていたのかをご紹介したいと思います。

1.声のトーン(言い方・声の響き)


言う内容は同じでも、どのような言い方でどのように話すかで印象というのは全然違うものです。内容ではなく、言葉の「音」に注目するのです。優しいトーンで話すのか。きつい口調で話すのか。場面に応じて「トーン」を変えるのです。

2.まずは人の話を聞く


「聞く」という行為がいかに重要か。誰でもできることだが、完璧にできるかといえばそうでもない。その典型的な例が「聞く」ことだと思います。立川談春さんは、「相手の想いをきちんと受け止める。受け止めて共感する。そのような人が絶対に自分も幸せになれる」とおっしゃっていました。

※ メラビアンの法則


この対談で、メラビアンの法則というものが紹介されていました。これは、コミュニケーションにおいて、相手に好印象を与えるために意識すべきルールをまとめたものです。そのルールは、「7-38-55のルール」というものです。それぞれの数値は何を表しているのでしょうか。

7  言語情報 「何を話すか」(発した言葉や話の内容)
38     聴覚情報「どのように話すか」(声の大きさ、トーン、テンポなど)
55 視覚情報 (態度、表情、ジェスチャー、目線など)

これを見てわかるように、話す内容より話し方が重要なのです。更に、態度といった「ビジュアル」が相手の印象を大きく左右するのです。

3.まとめ


教師という仕事をしていて、「コミュニケーション」に対する意識は大きく変わりました。今までは、「自分は何を話すか」に終始していました。はっきり言って自分の独壇場です。しかしそれでは周りの人と円滑なコミュニケーションはできないと気付きました。最初に話した「落ち着いて話す」ことを含め、「話し方」「聞く態度」も意識して過ごしていきたいです。

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