文系の私がエンジニアになった理由
私は現在新卒2年目でエンジニアをしています。
ステップアップをしたくて現在エンジニアとして他の職場に転職活動中ですが、現職では主にPHPを使って開発や保守業務をメインに行っています。
結論から言うと、エンジニアとして働けてよかったと思っています。
今日は、「文系エンジニアとしてキャリアをスタートさせよう」と思っている方や「文系だったけどエンジニアとして働きたい」と考えている方に向けて私がエンジニアになった理由についてお話したいと思います。みなさなんの参考になれば幸いです。
私がエンジニアになろうと思ったきっかけ
最初、エンジニアに興味を持ったきっかけは他の職業に比べて海外で現地採用されやすい職種だからでした。
私は外国語学部を卒業しており、小さい頃から海外で働きたいと思っていました。
また、大学3年生のときに行った留学先で何か海外就職のためのきっかけを作りたいと考えていました。
そこで現地インターンや就職先を探していたところ、募集があるのは工場の通訳や日本語教師の仕事がほとんどでした。
みたところ給料はあまり高くありません。
長期的にみてもキャリアアップはあまり望めないと思いました。
あまり深く考えていなかった私が悪いのですが、語学力を武器に就職しようと考えていた私にとって、これはショッキングな出来事でした。
外国語能力は確かに強い武器ですが、それ単体で活かせる分野が少ないからです。
「このままではまずい」と思った私はすぐに今までの考えを変えるべきだと考えました。
すぐにインターネットで「海外 就職」などのキーワードでどうしたら海外で働けるのかを調べました。
そこでよく目にしたのはプログラマとして海外就職に成功したという事例でした。
技術職は海外で雇われやすいです。
なぜならビザの都合上、外国人を雇うには、「現地の人ではなくてなぜ外国人なのか」という現地人を雇う以上のメリットが必要だからです。
「これだ。」と思った私は留学中でしたが、すぐにプログラミングの勉強を始めることにしました。
すぐに挫折
勢いよく始めたものの、すぐに挫折しました。
最初はお勧めの言語としてJavaが多くの記事で紹介されていましたが、Javaで一体何ができるのか、どういう役割を果たすのかすらよくわかりませんでした。
また、難しいという意見も散見されたため他にできることはないか考えました。
調べていくうちにHTMLをやればWebサイトを作れるということをしりました。
近くの本屋にいってもHTMLの本がなかったため、電子書籍版のWebサイトを一から構築できる本を購入してそれを写経することにしました。
留学中で時間もあったため、2週間ほどで購入した本をひとまわり終わらせることができました。
その本の最後に「HTMLが理解できたらJavaScriptでリッチなサイトを作ってみましょう」と書いてあったため、勢いに任せてJavaScriptを始めることにしました。
ここで挫折しました。
具体的にいうと、関数が全く理解できませんでした。
なぜ関数が必要なのか、どのように機能するのか、書籍には書いてありましたが、書いてある文章がそもそも理解できなかったのです。
「やっぱりプログラミングは文系には難しいのか」と感じ、プログラミングに挫折したまま日本に帰りました。
再びプログラミングを始める
帰国後、再び私はプログラミングを始めることになります。
きっかけはバイト先で新しい業務システムが導入されたことです。
バイト先での主な業務は古着を買い取ることでした。買い取ったあとは買取承諾書をお客様に書いてもらうのですが、システム導入以前はそれを紙で管理していました。問題点として、紙ベースだと必要事項を書くのにとても時間がかかりますし、承諾書を保管するスペースも必要になってきます。
狭い店舗だったので、これはとても深刻な問題でした。
程なくして業務システムが導入されることになるのですが、これにより業務が劇的に改善されました。
承諾書をタブレット化したことにより、お客様の必要事項を埋めるスピードも早くなりましたし、紙を保管する必要もなくなりました。
これを目の当たりにし、IT技術の素晴らしさを感じ、エンジニアという職業に魅力を感じました。
業務システムがなんとなくプログラミングをすることによってできているとわかったので、「世の中を便利にできるものを自分も作れるようになりたい。」という思いから私は再びプログラミングを学ぶことにしました。
業務システムは調べてみると、Javaが使われていることが多いということをしりました。
すぐにJavaの本を購入し、勉強をはじめました。
素晴らしい本に出会う
このときに購入した本がとても素晴らしく、その本のおかげでプログラミング学習における最初の壁を乗り越えることができたと思っています。
その本がこちらです。
この本はタイトル通り、スッキリとJavaを理解できます。
この本のすごいところはどの言語にも共通するプログラミングの基礎を学べることです。
例えば、関数、配列、オブジェクト指向、継承などが具体的にどのように機能しているのか、なぜそれを使う必要があるのかを根本的に理解できます。
私は現在PHPを使うことが多いと言いましたが、Webエンジニアになりたいと考えている方でプログラミング初心者の方はこの本でプログラミングの基礎を学ぶのも効果的だと感じています。
関数、配列、オブジェクト指向などはプログラミングを学ぶ上で必ず理解する必要があるからです。
そのため、これからPHP、Ruby、Python、JavaScriptなどの言語を学ぼうと考えている方にお勧めの勉強法です。
話は逸れてしまいましたが、この本に出会っていなかったら再びプログラミングに挫折していたかもしれません。
そして、この本を終える頃には「エンジニアでもやっていけるのではないか」と思い、就活ではエンジニア職メインで志望し、エンジニアになったという流れになります。
まとめ
エンジニアが向いているかどうかは正直、実際にエンジニアになってからではないとわからないと思います。
事前に確かめる方法としてより確実のなのは、プログラミングの本を何冊か試してみて、プログラミングを一日8時間やり続けることができそうかどうかというのを判断する基準にするといいのではないでしょうか。
また、私は文系だとしてもエンジニアになるのをためらうべきではないと考えています。
エンジニアに理系が有利だと言われるのは、プログラミングは論理的な思考ができるかが重要だからです。
それはプログラミングを学ぶ際に意識しておけば自然と身に付く能力だと考えています。
文系でもエンジニアのキャリアを楽しむことは十分可能です。
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