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【Vol.4】転職エージェントとの付き合い方『 転職エージェントとの面談 』編

いくらでも情報がとれる時代。だけどあまりにも間違った情報・偏った情報が多い。正しく偏りがない情報は面白みがない、けどそんな面白みない情報を伝えていきたいと思います。転職エージェントとの付き合い方Vol.4の今回は『転職エージェントとの面談』編をお届けします。

これまでお読みいただいた方は、心構え、予備知識、そして準備も完璧だとは思います。

もしまだの方は過去の記事を読んでください。


今回は転職エージェントとの面談で気を付けるポイントを書いていきます。
転職エージェントとうまく付き合う上で最も重要なことですので、是非読んでください。

転職エージェントを退職後に様々な方とお話しすることがあるのですが、ビックリしたのは多くの方は転職エージェント会社の評価はするが、転職アドバイザーは評価をしていないってことです。

元転職エージェントとしては、○○っていう転職エージェント会社は最悪だった、△△という転職エージェント会社は凄く良かったという評価には正直戸惑います。

転職エージェントで働いていた経験から確実に言えることは、転職エージェントの力量はどの転職エージェント会社よりアドバイザー個人の差が大きいと言えることです。

大袈裟ではなく、どの会社でもアドバイザーのレベル差は草野球レベルからメジャーリーガーの差があります。会社ごとに、それぞれのランクの人数差はあるものの、この構図はどの転職エージェント会社でも変わりません。

転職エージェント業界は非常に人材の入れ替わりも激しい業界です。業界歴30年を超えるような猛者もいれば、入社数か月といった新人もいます。もちろん新卒社員もいます。あなたを誰が担当をするのかは、多少の考慮はあるものの、ガチャであることが多いです。(特にお若い方の場合)

ただ、アドバイザーとは二人三脚で転職活動を進めるパートナーです。アドバイザーが誰なのかで、多少の結果と、あなたの今後のキャリアの納得感も変わってくるとは思います。

こういった構図、仕組みの中、どように面談を行うことで、良いパートナーが見つかるのか、今回はそんなとことをお伝えしていきたいと思います。

転職エージェントと付き合う上での本質的かつ有益な情報になってますので最後まで読んでください。


〇自己紹介

約10年のエージェント歴があります。詳細は以下の通りですので是非ご確認ください。

〇初めての面談で気を付けること

1.転職エージェントもあなたを見定めているということ

転職エージェントとの初回の面談において、アドバイザーの力量を見定めてほしいのですが、一方でアドバイザーもあなたを見定めているということを理解してほしいです。

アドバイザーとしては以下のような方は、はっきり言って支援はしたくありません。

①転職熱が低い方(情報収集だけの方)
②本音が見えない方
③横柄な方

①転職熱が低い方(情報収集だけの方)

会社や組織によって違いはあるのですが、私が過去に勤めていたリクルートでは80名近くの方を担当しているアドバイザーもおられました。私自身は求職者の方だけではなく企業も担当しいてたので、多くて30名程度ではありました。以前もお伝えしましたが転職エージェント会社は非営利団体ではなくゴリゴリの営利団体です。
担当人数は異なれど、営利団体ですので転職熱が高い方を手厚くサポートしますし、転職熱が低い方まで手が回らないということもあります
だからこそ、レジュメの準備は必要となります。

②本音が見えない方
③横柄な方

アドバイザーも人間です。やはり好き嫌いはあります。
更に転職エージェントは求職者の評価より企業の評価を重要視していることが多いです。それはお金を払ってくれるのは企業であり、企業の評価が悪くなると求人もいただくことが出来ません。
信用が出来ない、理解が出来ない人を大事なお客様(企業)に紹介することは出来ません。

ではどうすればいいのか。

2.初回面談での注意点

何も難しいことはありません。面談前に準備をいただいたことを「ありのまま(等身大)」で話してみてください。

「いやいや俺らは客だろ?使える転職エージェントじゃないと情報なんか出したくないよ」この気持ちもわかります。

だけど、報酬を企業からもらっている以上は後々のトラブルになることを考えると、転職エージェントとしては、信頼に値する人しかサポートしたくないんです。ここは是非理解をください。

面談の流れは以下の流れで進むことが多いと思います。

<面談の流れ>
・転職活動のきっかけ
・転職活動状況
・経歴の確認
・希望の確認

事前に準備をいただいたレジュメ、そして言語化いただいた
「Can(出来ること、強み)」、「Want(やりたいこと)」「やらないこと(やりたくないこと)」を交えながら本音で話していただければと思います。

自己開示は関係構築においてとても重要です。転職エージェントとしては、あなたを理解し、サポートしたいと思えるはずです。

3.力量を見定める

ここまでで、信頼の土台は築けてます。そうすると、アドバイザーとしても様々な情報や提案をしてくると思います。

そうなると次はあなたがアドバイザーを見定める番です。

アドバイザーがあなたの希望する業界や職種に関して、どれだけの知識と専門性を持っているかを確認してください。

質問を投げかけてもらい、
業界の最新採用動向、具体的な情報を提供できるかを確認してみてください。
希望する職種や業界での転職市場の状況について、的確な分析ができるかも重要な判断基準となります。

<具体的な質問例>
・希望業界の採用トレンドについて教えてください。
・希望職種の採用トレンドについて教えてください。
・私の経験は企業のニーズに合致していますか?
→具体的には何が合致(不足)していますか?
・今の転職市場の状況は○○さん(転職エージェント)から見られて、どう分析されてますか?
・○○の求人を紹介してくれましたが、何故私に合うと判断されたのですか?

4.相性を見定める

いくら業界の専門性をもっていて、あなたのが希望する情報を提供してくれたとしても、性格が合わないアドバイザーはいるとは思います。

アドバイザーも万能ではなく、どんなに優れているアドバイザーでも相性の観点でどうやっても噛み合わないことはあります。
人と人との相性なのでミスマッチは一定数おきます。

転職における最大のポイントは「納得感」なので、相性を無視して継続することはお奨めしませんので、あなたの感性を第一優先に判断をしてください。

5.希望するアドバイザーでなかった場合

至ってシンプルです。「担当変更の依頼」をしてください。

冒頭にも記載しましたが、転職エージェント会社のレベル差よりアドバイザー個人のレベル差が大きいです。
よってアドバイザー1人の評価から、その転職エージェント会社を使用しないという選択はあなたにとっても、有益ではありません。

担当変更の依頼は現在のアドバイザーへの連絡でも構いませんし、そのアドバイザーの上司でも構いません。

先ほども言いましたが、人と人の相性なので、ミスマッチは一定数おきてしまいます。よって転職エージェント会社としても、その点は分かってますので担当変更は迅速に対応してくれます。

その際の注意点としては、担当変更の理由について詳しく記載をしてください。
知識量という観点での変更希望であれば、知識量が多いアドバイザーを、相性の観点であれば面談の結果を踏まえて相性がよさそうなアドバイザーを担当者にしてくれます。

最後に元エージェントから一言

(是非読んでください、良いこと書いてます)
今回は転職エージェントとの面談について書きました。

これまで私は5000人を超える方とお話はしてきたと思います。その中で気づくことしては多くの方が職エージェントを正しく理解していないことです。

中にはアドバイザーをエスパーだと思っているのか、転職のプロだから何も話さなくてもわかるでしょ?というスタンスの方であったり、必要以上に媚びを売ってきたり、そもそも転職エージェントの仕組みを理解してなかったり、、、

転職エージェントは何かあなたを貶めたり、逆に下駄を履かせたり、そんな存在ではありません。
あくまで、あなたの中にある希望や答えを理解をして、自分たちが持っているリソースを提供する存在です。

リソースを出し惜しみすることもないですが、持っていないリソースを提供するほどの力は持っていません(凄い低い確率でそういった事例もありますが)。

だから転職エージェント・アドバイザーは等身大のあなたを理解したいんです。

等身大で話すためには深い自己理解が必要です。転職活動におけるもっとも大事なことは深い自己理解です。

キャリア相談を通じて深い自己理解のお手伝いをしおります。
現状受付もしていますので興味ある人は以下リンクより問い合わせください。(タイミングによりお断りさせていただくこともあること、事前にご了承お願いいたします。)

ではまた。

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